「キョーコは男に関しては全くの無知よ
付き合いなんて一切した事がない子なの 知ってるわよね?」


「はい」
kissさえまだだったんだ当然だな


「そのキョーコを今年の12月までにどうにか出来る?
18年恋愛経験の無い子よ

あと3ヶ月でどこまで気持ちを動かせるか私たちに見せて頂戴」


「あれだけ人気もあるのに恋愛経験が無いっていうのは
意図的に拒否してるか元々興味が無いかどっちだと思うから
かなり難しいわ」


「はい・・」

そうだよな すっかり妹モードで難しいのは分かる
それと母さんもキョーコの人気は知っていたのか・・


「簡単に言えば
12月のキョーコの誕生日までに

あなたに気のあるそぶりさえ見せたら
それ以上は待ってあげる
けど全く反応が無く興味が出なかったら娘(妹)として迎える
それで良い?」


「はい ありがとうございます」

久遠がジュリに深々と頭を下げる


「久遠

あなたがこんなに頭を下げてまでお願いなんてした事

無かったわね
本当に本気なのね?」


「はい 女性に関してはこれからも一切関係は持ちません
キョーコがそういうのは許さないだろうし

俺もかなり反省してます
そのために 車も変えたし・・」


「そうね 良い機会だから清算することね
車を急いで買ったのってそういうことだったのね。。全く。。」


ジュリが立ち上がり久遠の肩に手を乗せ

「何よりもあなたと一緒になってくれるのが一番嬉しいわ
頑張ってね 応援してるわ」


「一応キョーコには

手続きには時間がかかるとは言ってあるから」


「はい」と微笑む


ジュリが部屋から出て行った


床に座り込み

はぁ・・ どうにか今日中に母さんと話しがついて良かった
俺と結婚すればみんな一緒にずっと暮らす事も出来るし
そりゃその方が良いよな 母さんのためにも頑張らないとな


キョーコの気持ちをどう動かすか・・ な・・
俺の事を好きで居てくれたならまだどうにかなるかもしれない...


でもなぁ・・ キョーコって案外頭固いんだよなぁ
と頭を抱え込む


まぁ 何よりも電話に入れてある女子は全部消さないと

ベンチに座り研究室の女子でさえ消していく
残ったのは母ジュリとキョーコのみだった


消して分かった 女のアドレス多すぎ!!
男の倍以上あるって どんだけだ俺・・
しかも俺からかけることなんて一度も無いのに
何で入ってるのか謎・・


これ消してもかかってきたら意味無いよな
メアドも含めて変えるかなぁ

Natinal Do not Call Registryも

消して番号分からないから使えないし
明日変えてこよう


自分の部屋に戻ろうとトレーニングルームを出ると

荷物の存在を思い出す

あっ 車にそういえばDVD置きっ放しだった


車のハッチを開け借りたDVDを持ち部屋に戻る


キョーコ 部屋に戻ったっきり出て来ないな
いつもなら夕食とかで出てきてるはずなんだけどな
会ってくれないかもしれないけど ちょっと行ってみるか

自分の部屋を出て目の前のキョーコの部屋をノックする


コンコン
「キョーコ?」


まさか寝ちゃった?こんな時間に?


「キョーコ?」


何だか気になる

「キョーコ? 開けるよ?」


ドアーを開けると

キョーコがベッドに頭をつけて体は床の状態で倒れこんでた


「キョーコ!! どうしたの?」


抱きかかえキョーコに尋ねる


「久遠? 何かだるくて。。めまいがして。。」


そしておでこなどを触ると熱く

「着替えできる?なるべく薄着で」


「うん。。多分そのくらいは出来ると思う。。」


「俺 後ろ向いてるから着替えちゃって」


「う。。うん。。」


かなり時間はかかったがどうにか着替えたのを確認して
キョーコを抱き上げベッドに寝かせた


「寒いとか熱いとかどう?」


「熱い。。」


「分かった 寝ててね また戻ってくるから」


久遠は慌ててジュリにキョーコが倒れた事を伝えると

「久遠 まず先生のところに電話してちょうだい!」


「わかった」


数十分で知り合いの医者がやってきた
キョーコの部屋を案内すると診察を始め数分で出てくると


「風邪かと思ったけど ストレスの熱かもしれないね
一応解熱剤は置いておくから下がらなかったら飲ませてあげて
あと熱いらしいから布団は薄めのにしてあげて

冷たいタオルで首とか冷やしてあげてね」


「はい」


先生の応対はジュリに任せ
久遠は薄手の掛け布団とタオルなどの用意をして

キョーコの部屋に行く


「久遠 先生が帰ったわ」


「あっ 俺ついてるから大丈夫だよ」


「そう? 任せて大丈夫?」


「うん しかも俺 部屋が目の前だし」と笑う


「酷くなったりしたら またすぐ教えてね?」


「うん 母さん明日も仕事でしょ? 寝てていいからね」


「ありがとう じゃ よろしくね?」


久遠はキッチンに行き氷を持ってキョーコの部屋に行き
タオルを氷水で冷やし顔や首を拭いてあげる


「く。。おん。。?」


「うん 大丈夫? 俺がついてるから何か欲しいとか
他に体調悪くなったら言ってね? 喉渇いたりとかしてない?」


「何か飲みたいかも。。」


「うん 今持ってくるね」



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キョーコが知恵熱!(ノ´▽`)ノ