キョーコが五十嵐の首に抱きつき


「今 剣冴が居て良かった。。 

私 あのままの状態だったら壊れてたかもしれない。。」


五十嵐がキョーコを抱きしめる

「最初 会ったばかりのとき 何度か君の
憎しみめいた顔見てるよ」


「そうなの?」


「うん」


「ドラマの撮影が終わって楽屋に戻る時に
TVに敦賀くん出てるの見た時とかね」


「あ。。 」


「でも今はそんな事ないでしょ?」


「うん 最近もし思い出しても剣冴と比べる事が多いの」と笑う


「ん?」


「どれを比べても剣冴の方が良いとか凄いとか」


「ほぉ~」
「彼 抱かれたい男No.1だよ?それと比べちゃうの?」


「うん」


「楽しかったり 嬉しかったり 一緒に居たいとか
もちろん好きだったり でカッコよかったり剣冴には勝てない。。」


「ありがとう」
キョーコの肩に顔を乗せて嬉しさで微笑む


しばらくすると

「あっ そろそろかな?」


「そういえば 後で見られるって何ですか?」


「夕日

ここの夕日は綺麗で有名なんだ」

「ちょっと海の近くまで行ってみようか」


「うん」


「あと もうちょいかな?沈みかかる方が綺麗だし」


しばらく眺めていると


「わぁ~ 凄い!真っ赤! こんなの初めて。。 」
キョーコは驚きながらも目をキラキラさせていた


「綺麗だよね.. 」


「キョーコ」

頬に手を当てるとキョーコが目を瞑った
近づく五十嵐の首に腕を回し
噛み合うように何度も交わし舌を絡ませまた何度も繰り返す


キョーコの頬を撫でるとキョーコが抱きつく

「幸せ。。 ありがとう剣冴。。 」


「ん?」


「私を選んでくれて」


「そういう君も俺選んでくれてありがとう... 」


太陽が沈むまで見届けて そして家に戻った



その後

キョーコが今行ってる海もそこそこ出来るようになったので
もう1段階アップした海に行く事になり
選んだ海は五十嵐も入れるということで

同じ海に2人で入ることに


そして午後は家に戻り剣などの練習をしていた



偽新婚生活数週間後の7月中旬


「そろそろ一旦日本に戻らないとなぁ

ということで 明日帰るか」


「このままここに居たい。。 」


「ここ気に入った?」


「うん。。 結構長く住んだし愛着が。。 」


「俺は邪魔になるのが居なくて 2人だけって言うのが良い

こんな事もいつでも出来るし」


と布団の中で裸で抱き合っている2人


「もぅ 馬鹿///」


「また10日後には戻ってくるつもりだし
少し荷物おいていこうか 水着とかさ」


「は~い」


「よし ちょっと片づけしたら買い物行こう」


「何か買うんですか?」


「服」


「また買うんですか?」と笑う


「ついでだし 君の事務所行こうかと思って」


「あっ じゃ私友達にお土産買って行こうっと」とご機嫌だ


五十嵐は海外に行く事が多いため用意はすぐ出来ていた
キョーコもいつも片付けをしているので用意が早かった


そしてショッピングに行き
またしてもキョーコも含め大量の服を購入し
琴南と雨宮にコスメなどを購入した


「また買ってしまいましたね。。」


「ん~ キョーコはレース場って分かんないかもしれないけど
そういうワンピとか着てると汚れて大変だよ?」


「そうなんですか?」


「ひらひらのとこなんて引っ掛けて大変な事になるかも?」
「だからTシャツ短パンが一番ベストだと思うんだ

と言うわけで 短パンとかTシャツやポロ何かを追加で買ったわけ」

「靴は日本で買おうね」


「はい」



こうして翌朝久々の日本(成田)に帰国



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「香華・・ このままなのか?

俺を置いて ずっとこのままじゃないよな?」


「目を・・ 目を覚ましてくれ・・ 」


蓮は自分が誰か判断が出来なくなっていて
蓮ではなく澪になっていた


午後になって社が病室にやってきた


「蓮! 犯人が捕まった!」


「本当ですかっ!」

今にも人を殺しそうな顔をし立ち上がった


「蓮 待て! 捕まったんだ 落ち着け!

今はキョーコちゃんの心配だろう!」


蓮を椅子に座らせた


「犯人って どんなやつで何の目的だったんですか」

肩を落とし顔を下に向ける


そして社が蓮に説明をする

キョーコの熱狂的ファンがスタッフを装い進入し
眠っている役のキョーコだったので
眠らせれば他のスタッフに気づかれず悪戯が出来ると思い
犯行に及んだらしい


まず睡眠薬を使う事を思いついたが
少量の睡眠薬では効かないと思い
大量の睡眠薬を入れた飲み物をスタッフとして渡して
それを飲んだキョーコが眠っていたので服を脱がそうと
そこへ女性スタッフに目撃され逃げたという事だった



言葉が出なかった

悪戯目的・・
女性スタッフが行かなければ 本当に・・


犯人に対して今までに感じた事がないほど
憎しみが湧いてきた


「女性スタッフが来てくれて良かったけど
目が覚めてくれないとな・・ キョーコちゃん起きてくれ」

社も心配でキョーコを見つめる


悔しさでこぶしを握る蓮を見て


「蓮 キョーコちゃんを看ててあげてくれ
俺は社長に連絡もしないといけない いいな?」


「もしかすると目が覚めるかもしれないし分かったな?」


キョーコに顔を向け

「はい・・ 」


蓮はまたキョーコの傍に行きおでこや頬
そして最後に唇にkissをする


「香華・・ 戻ってきてくれ・・ 」



夜には蓮を一度ホテルに帰し着替えやシャワーを浴びさせ
終わるとまたすぐに病院に戻ってきた


「蓮 またお前 何も食べてないんじゃないのか?」


「キョーコちゃんが目を覚ました時に
また怒られるぞ?」



「怒ってくれるなら 怒られたいですね・・ 」


「蓮・・ 」

キョーコの事は心配だがでも起きている蓮のが心配だった
今のままでは蓮がいつ倒れてもおかしくない


何とかむりやりでも食べさせ2日ぶりに蓮は食べ物を口にした



こんな事が3日続き

今もなお蓮はキョーコの手を握り隣から離れないでいた

たまに澪になりkissをした



4日目の早朝
まだ日は完全に出てはいないが空は少しづつ明るくなっていた

蓮がまた澪と自分を錯覚し

「暁月夜か 香華・・ 帰ってきたよ」


頬に手を当て 唇に少し長めにkissをしまた頬を撫でる



キョーコが微かに動いたのを感じた

「香華!?」


頬を両手で包み込み額と額をくっつけ声をかける

「香華・・ 目を開けてくれ・・俺を1人にしないでくれ... 」

何度も問いかける


「香華・・ お願いだ・・ 帰ってきてくれ・・ 」



10分だったのか20分だったのか経った頃に小さな声が聞こえる


「れ... 澪・・?」


目は開けてはいないがかすかに声だけを発していた


「香華 俺だ 分かるか!? 目を開けてくれ!

俺の元に帰ってきてくれ!」


しばらくしてまた声が聞こえる


「澪・・? どうしたの? 」 


「香華... 」


キョーコの頭を抱え込み頬にkissをし


「俺を1人にするのか? 早く目を覚ましてくれ... 」


しばらくして 微かにキョーコが目を開いた


「澪・・ 暁月夜だね」と微笑みかける


「香華・・ 」




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「あれ? ここ 今までのとことまた違いますね」


「うん 後で良いのが見れるかも?

じゃ 行ってくるけど車から降りないでね?」

と言って長いkissをして海に向かった


車のハッチを上げ そこにキョーコが座り
海に入る五十嵐を見る


最初サーフィン?って思ったけど出来るようになったら
楽しくてしょうがない


彼と居ると色んな経験するなぁ
しかも一度でも感情的な意味も含め
嫌な思いとかしたこと無いし。。と微笑む


そういえば。。

私 なんで敦賀さんの事好きだったんだろう。。
優しく微笑んでくれたりはよくしてくれたけど
でも急に威圧的になったり怒ったり
尊敬を好きと勘違いしてたのかな。。


あの頃よく相談とか聞いてくれてたのって
敦賀さんだけだったから
頼りにしちゃってて勘違いしてたのかな。。


思いつめて海を眺め考えていたせいか
五十嵐が帰って来たことに気がつかないでいた


「キョーコ? キョーコ? どうした?」


「あっ ちょっと考え事してて

ごめんなさい おかえりなさい」と言って笑う


「キョーコkiss」


「もう!///」と言っていつものようにkissをし


「しょっぱい」と言って笑う


キョーコの考え事が少し気にはなっていたが
思いつめてるわけではないので五十嵐は聞かないでいた


「もうちょっと行ってきますかね」


「いってらっしゃ~い」


「うん」と笑いkissをしてまた海に戻った


やっぱり剣冴って上手いなぁ~
しかもあんな事も平気で出来ちゃうんだ!(いわゆる技的な事)

近くに居るよりこうして離れて見てると
あれが彼氏って信じられない

何か憧れている人を見てる気分
カッコ良すぎるのがいけないのよ。。 はぁ。。


自分も世間では外見で可愛いとか綺麗と言われている事を
全く分かっていないキョーコであった

そしてしばらくして五十嵐が戻ってきた


「ただいま」


「はぁ。。」


「俺に不満がありそうですが」


「ありますよ?」


「なんですか?」と車に手をかけキョーコを見る


「遠くで見てるとですね」


「うん」


「何だか憧れの人を見ているような気分になるんです」


「ほぉ~」


「あれが彼氏って見えないんです」


「なにそれ どういう事?」


「カッコ良すぎて
彼氏と認めたくても認められないってことです」


「あはっ それ褒めてるの? それとも・・?」


「褒めてるけど 手の届かない人って感じる」


「ん~ それはね 俺は常にキョーコには感じてるよ?」


「え?」


「考えてもみなよ 君は今ここでこんな事してるけど

本当は若手俳優一番人気で

アイドル並の人気があるキョーコなんだよ?」

「その子が 今は自分の彼女って思っててもそりゃね・・ 」

「しかもTVや雑誌に出てる君を見ると更に思うよ

手の届かない人だって」


「カッコイイって褒めてくれるのは嬉しいけど
そろそろ認めてみらえませんかね?」と笑う


そっか。。 五十嵐さんから見たら私ってそうだよね。。
同じ気持ちだったんだ..


「見慣れるように頑張ります」


「なにそれ」と笑う

「よし ちょっと着替えちゃうね その前に キョーコ」


「はい?」


軽く唇が触れるkissをし
「手の届くところにずっと居てね」
と言ってまた触れるkissをした


「うん。。 」キョーコが首に手を巻きつける


「濡れちゃうよ?」


「良いの」

甘噛みをするように何度もし 舌を絡ませkissをした


「やっぱり しょっぱい」と言って2人で笑った


五十嵐が着替えをした後も車のハッチを開けたとこに
腰を下ろし2人海を眺めていた


五十嵐の腰に手を回し肩に頭を寄りかからせる


「そういえばさっき 何考えてたの?」


「あぁ。。 敦賀さんの事です。。」


キョーコが考えていた顔を思い出し妬く訳でもなく話しを聞く


「敦賀くんがどうかしたの?」


「最初 海に居る剣冴を見て思ったの
今まで一度も嫌な思いっていうか言えないで苦しいとか
した事無いって」


「そうなんだ」抱いてる肩を更に引き寄せる


「で そういえば敦賀さんの時は?って思ったの。。 

微笑んでくれる事は結構あったけど
急に威圧的になったり怒ったり」

「そういう時 ただの後輩は何も言えなくて怖くて。。」


「うん」


「でも尊敬はしてたの 無遅刻無欠勤で俳優としての役作りとか」


「うん」


「私 何も知らないままこの世界に来て
いきなり女優の仕事貰って役作りにはいつも困ってて。。」


「うん」


「その時にいつも相談にのってくれたのが敦賀さんで
頼れるのも敦賀さんしか居なかったの。。」


「うん」


「で 今 私には剣冴が居て恋愛ってものを

色々と知ってきたでしょ?
相手を思う気持ちとか 気遣いとか。。」


「うん」


「私 敦賀さんの事恋愛的に好きだったのかな?って」

「尊敬とか頼ってて それを勘違いしてたんじゃないかって

さっきそれをふと思ったの。。 」


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自分 蓮xキョなんですけど

本誌を見てるとたまに今回のキョーコのような事思うんですよ

頼れる人が蓮だけ いざとなれば蓮が助けてくれる

尊敬と好きの境目どうなの?みたいな?

まぁちょっとしたストックホルム症候群な感じ?とか


今回相手が五十嵐くんなので

そこんとこちょっとキョーコにぶっちゃけてもらっちゃった(>_<)