特にピアノが好きと言うわけでは無かったが
キョーコのピアノに興味があった
「そういえば・・ 」
蓮が何かを思い出し医院長室に向かう
コンコン
「いいぞ」
「失礼します
宝田さん 実はお願いがあるんですけど」
「ん? どうした?」
「この病院ってピアノ ありましたよね?」
「あぁ 今は地下に持って行ってしまったが
グランドピアノがあるはずだ」
「音が結構するから一応防音にした部屋に置いてはあるがな
それがどうかしたのか?」
「いや 患者でピアノを弾きたいって子が居て
そういえばと思いまして」
「ほぉ~ お前が患者の心配なんて初めて聞くな
何ていう患者だ」
「最上キョーコさんですが」
目の前にあるPCで名前を入力し患者のデーターを見て
「ほぉ~」とニヤリと笑う
「鍵は渡しておくから 好きな時に使って良いぞ」
「あ ありがとうございます」と微笑み部屋を出た
あいつがあんな顔とか珍しいな
と医院長が含み笑った
今 目が見えてない状況だけど触らせてあげるだけでも
喜んでくれると良いな~
早速蓮はキョーコの部屋に向かった
「尚ちゃん 辞めて!」
「ちょっと借りるだけだから」
と無理やりキョーコのバックを奪いお金を取ろうとしていた
そこにキョーコが奪い返そうとすると跳ね除けられ
キョーコが床に倒れる
それと同時に少し開いていた胸元が見えてしまう
今まで長い間一緒に居たが
キョーコの女としての体を見るのは初めてで
つい近寄って倒れてるキョーコの胸を触ろうとしていた
そこに
「最上さん」
と言って知らずに入ると男が居た
「君!何やっているんだ!」
「ん? あ~身内の者なんで怪しくないっすよ」
「ここは病院だ こんなとこで辞めてもらおうか」
「しょうがねーな じゃ キョーコまた来るわ」
と言って部屋を出て行った
「最上さん大丈夫?」
「あ。。 はい。。 」
「ちょっと体触るけど起こすだけだから」
と言いキョーコを抱き上げベッドに座らせる
何て軽いだ・・・
「大丈夫?」と言って頭を撫でる
「は。。 はい。。」と言って涙ぐみ蓮に抱きつく
しばらく泣き その間蓮はキョーコの頭を撫でていた
何だろうな・・ さっきの男に憎しみのようなものが湧いてくる
何をする気だったんだ
それよりもこの子が胸の中で泣いてる姿が
愛おしく思えてしょうがない
俺・・ どうしたんだろう・・
「先生 ごめんなさい。。 もう大丈夫です。。」
「ね さっきの誰?」
「お世話になっているご夫婦の息子で幼馴染なんですけど
一応ご夫婦が決めた婚約者です。。」
「ぇ? 婚約者?」
その言葉を聞いた瞬間 胸に痛みを感じた
何だ 何で俺は痛みを感じてショックを受けているんだ・・
「でも勝手に決められただけで 本人の意思はないんですけど
私には他に行く所も無いので私はそれでも良いと思ってて。。」
と寂しそうに答える
「そんな 好きでも無い人と結婚するの?」
「子供の頃からお世話になってるし
1人で生きていくなんて。。 まぁ しょうがないですよ」
と笑って答える
蓮がキョーコを抱きしめる
俺・・ 何で抱きしめてるんだ・・
そして何よりもこの抱きしめた時の感触?感覚?
毎日のように女性に触れてるのに全く違うこの感覚
なんなんだ・・
「先生? どうしたんですか?」
俺は何て言えば良いんだ
でもあんな男と結婚なんて・・話を変えるんだ
「そうだ 見えなくて弾けないかもしれないけど
触るだけでもピアノ 触りたくない?」
「ぇ?」
「この病院にピアノがあるんだけど 許可貰って鍵預かったんだ
行ってみない?」
「本当ですかっ! ぜひお願いします」と笑う
こうして蓮が付き添い地下のピアノの部屋へ
「一応防音になっているらしいから いつでも音出しOKだよ」
それを聞いてキョーコが嬉しそうな顔をする
「ここ 椅子ね」
「わぁ。。 これグランドですね 触って良いですか?」
「うん 好きに触っていいよ」と微笑むと
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
尚はこんな設定で自分は満足ヘ(゚∀゚*)ノ
あと一応話にも出ているとは思う年齢ですが
キョーコ19歳/蓮23歳 設定にしてます(>_<)