家につくとまた使用人の顔色が悪かった


「おい どうした」蓮が1人を捕まえて話しかけると


「あ・・ 奥様がお帰りになっています・・」


彼女の母親か? 俺は初めて会うな


キョーコがエントランスに入ると目の前の階段から
母親である冴菜が降りてきた


「お母さん。。。」


「あら 久しぶりね こんな時間まで遊んでるなんて良い身分ね」


「お久しぶりです いえ仕事をしてきました」


「あらそう だったら学校なんて辞めてしまえば良いのに
どうせ行っても無駄でしょ?」


何て親だ!しかも血の繋がった親じゃないのかっ!

蓮が睨みつけるように母親を見るが

そ知らぬ顔でキョーコを見下しながら話しをする


「まぁ良いわ 私のために動いてくれればそれで良いんだから」


「。。。。。」


「あなたともこれで会うのも最後かもしれないし
最後の忠告 この家に迷惑だけはかけるんじゃないわよ」


そう言って家を出て行った


キョーコは下を向き手を握り涙を堪えていた


「お嬢様 さっ 行きましょう」

昨日と同様 蓮がキョーコを抱き上げ部屋へと連れて行った


これもまた昨日と同様
ベッドに腰掛けた蓮の膝の上にキョーコを乗せ
背中と頭を手で抱きしめて居た


「泣きたければ構いませんよ」


優しく囁くと蓮の胸に顔を当て泣き始めた


これ以上この子をこの家に置いておけない・・
心の悲鳴が聞こえてくるようだ


優しく包み込むように抱きしめキョーコの頭を頬擦りする


「蓮さんが居てくれて良かった。。」


「そうですね 他の人にこの役は渡せませんね」


「またそういう事を。。。///」


「本当の事ですよ」と笑った


「蓮さん見た目も当然ですが 優しいからモテますよね」


「どうですかね モテる事には興味がないんで
お嬢様がモテるって前に社から聞きましたよ」


頭を撫でていた手を頬に当ておでこにkissをした


「私のはモテるって言わないと思いますけど。。」


「お嬢様 楽屋で許可は頂いてますしよろしいですか?」


顔を赤くしウンと頷くと

涙の後を唇で拭うとそのまま唇を離さずキョーコの唇に重ねた


「欲かいて良いですか」唇を少しだけ離し問う


「ぇ?」


もう一度唇を重ね少し経つとまた触れるくらいの距離で離し


「これ以上のkiss良いですか?」


「は。。はい。。///」あまり良く分からずキョーコが返事をすると

甘噛みを何度も繰り返し


「同じように・・・」
と言ってキョーコの腕を掴み蓮の首に回させる


蓮の真似をするようにキョーコが目を瞑ったまま甘噛みをすると
蓮が舌を入れてきた


入った瞬間キョーコが驚き目を開けるが
蓮に従いまた目を閉じて同じようにする

しばらくして唇を離し閉じたキョーコの唇に1度だけkissをし離した


「あ。。えっと。。///」顔を赤くし下を向き首に回した腕を下ろす


キョーコの背中と頭に手を当て抱きしめ


「使用人の分際ですいません
でも 嬉しかったです ありがとうございます」と微笑んで答えると


「いえ。。そんな。。使用人だからとか私には。。//」


「じゃ マッサージのお礼と言うことで」と笑った


「そんなお礼ってあるんですか?」とキョーコも笑っていた


「やっと笑ってくれた・・・」


「あ。。はい。。//」


「じゃ 笑わせたお礼を下さい」


「え。。お礼って。。//」


「これで良いですよ」


そう言うとさっきと同じく3段階でのkissを蓮に任せながらする
そしてさっきと同様終わると1度唇を当て離した


「蓮さん。。ダメですよ。。付き合っても居ない人と
こんな事。。//」


「じゃ 付き合ってくれますか?」


「え?。。。」


「俺 冗談言いませんよ」と言っておでこにkissをした


まぁ 無理だと思うけど・・


「え。。嘘。。そんな事言われたの始めてで。。///」


驚いた顔をしつつ恥ずかしくなり下を向く


「じゃ 俺が一番乗りですね」


顔を赤くし目線を下にして少し混乱気味のキョーコに
しゃべっては顔中に1箇所づつここぞとばかりにkissをしていく


「使用人じゃダメですか?」頬に


「そんな事関係ないです。。。」


「俺の事嫌いとか」別の頬に


「そんな訳あるわけが。。嫌いでこんな事出来ません。。//」


「じゃ 好き?」と言って唇にする


「うぅ。。。///」更に赤くして下を向いてしまった


「やっぱり可愛いですね・・・」


そういうとさっきと同様に3段階でkissをしていくと


「付き合ってないのにまたしちゃいましたが」と微笑む


「蓮さんからかってるんでしょ。。//」


「本気ですよ」と言って首筋を唇でなぞった


「絶対モテるのに 何で私なんか」


「自分の事は分かりにくいんですよ
あなたはとっても魅力的な女性です」目と目を合わせて答える


「でも。。私 付き合うとか分からなくて。。」


「いきなり言ってしまったのはすいません
それじゃ俺が彼氏1号の場所をキープってことで」と笑った


「キープって。。。」と苦笑いをした


「俺以外はダメですよ それと1号以降はありません」
と言って目と目を合わせ向き合っていたままおでこにkissをした


「無いって。。蓮さんと別れたら もうダメって事ですか。。」


「別れないから大丈夫です」と言って頬に手をあて軽くkissをした


「さて お嬢様 お夕食どうなさいますか?」と微笑む


「えっ! あ。。食べます。。」


「じゃ 参りましょうか」と微笑んだ


いきなり話し変わるし。。。
蓮さん 本当に本気なのかな。。



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「そうそう 君のウィッグ黒髪だし
事務所に行って変えた方が良いから 少し早めに出ようね」と笑う


「あ。。 そうですね」


そんな事全然気にしてなかった
京子は黒髪になったのは澪の時だけで
普段の活動は茶髪
私 自分の事なのに 何してるんだろう。。。


「あの 私 用意しちゃいますね」


「そうだね どこかのカフェで朝食でも摂れば
丁度良い時間になるかもしれないね」


「あ キョーコ」


「はい?」


いきなり手を引き寄せられ蓮の方に倒れこむと


「さっきは言葉では挨拶したけど」

と言うとkissをし「おはよう」と蓮が微笑んだ


「あ。。 おはようございます。。//」


「それじゃ 支度してきます」


キョーコが足早に急いで洗面に向かう

やっぱり普通に装ってるけど普通じゃない。。
昨日のこと やっぱり怒ってるのかな


3,40分で用意が出来ると部屋を出て

まずは朝食を食べに出かけた

ところがやっぱり普通でいる様で普通じゃない2人
さっさと済ますと事務所に向かう


直接社長室に向かうと既に用意がされていて
借りていた黒髪のウィッグを返すと
色は京子の時のような色で少し伸びたウィッグをつけてもらった


「年齢的にも 以前の京子ちゃんより少し長めのこの方が
あってるね 地毛もこのくらいの長さみたいだし」


「はい! ありがとうございます」と綺麗なお辞儀をすると


「そんなに勢いつけて頭下げると落ちちゃうかもしれないし
気をつけてね」とヘアメイクの人に言われ


「あ。。 そうですね。。 すいません//」


「うん」と笑ってくれた


用意が出来ると社長室に向かい


「お待たせしてすいません」キョーコが部屋に入る


「いや構わんが 最上くんっぽくなったな」とローリィが笑う


「そうですね。。 何か久しぶりです」と照れ笑いで返す


「蓮にも話しをしたんだが
くれぐれも普段のような態度は慎んでくれな
君は今 シルヴィアではなく京子だ」


「あ はい!」


今までCMや映画の製作側との話し合いじゃシルヴィアでやっていて
敦賀蓮の彼女っていう位置で話し合いをしてきてたけど
今日は事務所の後輩の『京子』気をつけないと


「それで会議なんだが この事務所の会議室で行う
社が到着したら会議室に向かってくれ」


「分かりました」


「まぁ 最上さん 立ってないで座ったら?」と蓮が微笑む


最上さん!?
いきなり他人になったようで心が痛い。。


「おいおい いきなり他人行儀か?」


「いえ もう今から作っておけば部屋に入ってすぐは
何かあってからじゃ遅いし 取り返しつきませんから」


「ほら 最上さん こっちに」


「はっ はい」


でも。。敦賀さんの言ってる事は正解
この緊張したような会話のやりとりが
過去 先輩と後輩としてのいつもの会話


数十分するとやっと社が現れ


コンコン
「社です 失礼します そろそろお時間ですので」


「分かった それじゃくれぐれもばれないようにな」


「大丈夫ですよ ね?最上さん?」と微笑むと


「あっ はい! 頑張ります!」


3人で社長室を出ると

「何か昔のキョーコちゃんって感じだね~ 蓮もだけど。」


「そうですね ばれるわけにはいかないので
昔の先輩と後輩を装ってますよ」と笑う


「でもまぁ 今見てる感じだとちゃんと
敦賀蓮と京子だから 大丈夫だよ」と社が笑っていた


蓮と社が並んで歩いているところを
3歩下がって後をついて行く 昔の京子だった


「ね キョーコちゃん」


「? キョーコちゃん?」


「あっ はい」


上の空でほとんど前の2人の会話を聞いていなかった
それを見ていた蓮はため息をついていた


うわぁ 久しぶりにあのダメ出しのため息見た
何もそこまで敦賀蓮に成りきらなくても。。


「キョーコちゃん 大丈夫?」


「はい 大丈夫です」と笑う


目的の会議室につくと既に製作側の人達が席についていた


「おはようございます」


蓮がいつものように爽やかに挨拶をし席につくと
次に部屋に入ってきたキョーコがお辞儀をし


「おはようございます 今日はよろしくお願いします」

と丁寧に挨拶をし席についた


「こちらこそ 今日はよろしくお願いします」


製作側も挨拶をすると早速本題に入った


ドラマの時と違い映画では
2人全部の時間の出演という事ではなく
2/3の出演となり残りの1/3は2人の子供を撮る事になっていた


「2/3という事になってすいませんが.......」


「いえいえ こんな話を貰えただけでも嬉しいので」
と蓮が答えると


「あの 京子さんは?」


「あ はい また同じ作品に出させてもらえるなんて光栄です」


「お2人にそう言ってもらえて助かります」
と製作側も一安心していた


というのも 売れてる俳優にこういう話しをすると
事務所も当然ながら俳優の方も中々折れてもらえず
話しが止まり撮影に進めなくなったり
他の俳優を探す事になる場合もあるからだ



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しばらくすると料理が運ばれ
ゆっくりと明日の話しをしながら食事をし家に戻ることに


「色々と回って見て 楽しかった~」


「そうだね そうなると本当の俺は奥の手として
公表したくないな」


「ブロンドの久遠がばれると日本で歩けなくなりそうですね。。」


「うん でも久遠の名前は公表するつもりはないから
蓮のままでいこうかと思ってるんだ」


「アメリカで活動するのにも?ですか?」


「久遠・ヒズリじゃなく 蓮・ヒズリにしようかと思ってる
映画のテロップは多分 敦賀蓮だと思うし」


「良いですね。。。 私も芸名はちゃんとしたの作れば良かった
今更になって後悔です」


「キョーコにもあるじゃん? シルヴィアが」と微笑む


「でも その名前でいくには見た目日本人の私じゃ
常にカラコンとブロンドにしないと。。。」


「アメリカ育ちの日系人は
名前がみんな日本人っぽい名前って訳じゃないし
これだけしゃべれるんだから大丈夫だよ」


「しかもまた新たに名前を考えるにも
顔さえも覚えてもらえなくなりそうだし
これ以上 名前を作って明かすのも・・ ね」


「そうですね 何て名前だったっけ?ってなりますよね」


「君は元々目の色も色素の薄い茶色の目だし
髪の色だけ変えてもそれっぽくなりそうだけどね
以外と茶色の目の色の人って多いよ?」


「そうなんですか?」


「俺は母親がこの色だけど父はブルーじゃないし」


「そういえば 父さんは目が青くないですね。。。」


名前について考えながら話していると家に到着した


「何か帰りは早かったですね」


「話ししながらもあったけど どこか出かけると
行きは遠く感じても帰りって近く感じるよね」と笑う


車を駐車場に停めると 2人いつものように手を繋ぎ
部屋に戻り明日の事もあるため早速お風呂を用意し
寝る用意を始めた


「お風呂 先にどうぞ」と蓮に伝えると


「一緒じゃないの?」と背後から抱きしめ問いかけると


「コンタクトに慣れてないので外したりで
ちょっと戸惑うので。。。」


「じゃ 終わったらすぐ来てね」
とおでこにkissをし蓮が先にお風呂に行く


明日は京子にならないといけないのか。。。
最近 日本人してないからちょっと不安だな
服装とか少し変えないと。。


そうだ さっさとお風呂行かないと!
1人でも普通に入れるのに 行かないと不機嫌になりそうだし
と微苦笑をする


コンタクトを外し洗浄をするとケースに入れると
急いでお風呂に向かったが30分近く考えていたせいで

入れ違いになり やはり少し蓮が不機嫌だった


そしてキョーコがお風呂から出ると
蓮がリビングでお酒を少し飲んでいた


「珍しいですね」とキョーコが冷蔵庫から水を持って隣に座ると


「たまにはね 元々嫌いなほうじゃないし」と微笑む


「明日は仕事もあるしあまり飲み過ぎないようにして下さいね?」


「これしか飲まないから大丈夫だよ」と笑う


「じゃ 私はそろそろ寝ますね」


キョーコが立ち上がると蓮が手を伸ばし引きとめ


「俺も寝るからちょっと待って」


キョーコの態度や振り舞が気になるが

キョーコが持っている水を貰うと蓮もベッドルームに向かう


いつものようにkissをしキョーコの首筋へとたどっていると
キョーコが上の空でいるのを見て蓮が動きを止めた


キョーコの頬を撫で
「どうしたの? 何考えてるの?」


今までベッドでこんなキョーコを見るのは初めてで
蓮は不安になっていた


「あっ。。 いえ 明日の事考えてて。。。」


「明日は製作側との話しだけだよ? 何を考えてるの?」


「いえ。。あの。。」


「この場所でそんな君を見るの初めてで不安なんだけど・・」


この場所だけじゃない 家に帰ってきてから一人で考えていて

それでいて素っ気無い態度が多い

帰ってきてから1時間半経っていたとしたら1時間以上はその状態だ


「ご ごめんなさい。。
あの。。 最近京子をやってないのでシルヴィアにならないか
凄く不安で。。」


覆いかぶさっていた蓮が横に寝転がると
キョーコに腕枕をし抱きかかえ頭を撫でる


「大丈夫だよ
映画で日本人になった時京子で演じていたし」


「そうですか?」


「うん だから心配しなくても大丈夫
君自信がキョーコなんだから素でいれば京子だよ」
と微笑んでおでこにkissをする


「そうですね」と微笑んだ


「じゃ 寝ようか」


「えっ。。 でも。。 今。。//」


「あぁ 良いよ気にしないで大丈夫 これさえしてもらえれば」

というと長く深いkissをすると最後におでこにkissをし


「おやすみ」と影が少しあるが微笑んだ


「おやすみなさい。。」蓮にしがみつき寝ることに


何か凄く失礼な事しちゃったと思う
ごめんね。。 久遠。。
深く反省をしキョーコも寝る事に


翌朝蓮が先に起きてコーヒーを入れTVでNEWSを見ていた


しばらくしてキョーコが目を覚まし

えっ? 蓮が先に起きてベッドに居ない!?
いつもは目を覚ましても 私が起きるまで一緒に居るのに。。


急いで起き上がりリビングに行くと
蓮がコーヒーカップを片手にTVを見ていた


「おはよう キョーコ」といつもと変わらず微笑む


「お おはよう。。
起きてこっちに居るなんて珍しいですね」


「日本に居る間 TVさえ見てなかったからね
新聞無いし世の中の事をNEWSで知ろうと思って」


そういえば。。今 仕事に追われて忙しいわけじゃないのに
今日本でどんな事が起きてるのか全く知らない
日本人としてもそうだけど TVに出ている人間なのに。。。


「何か事件とか事故とかありました?」


「そうだね・・ 車社会になってしまっているから
事故は毎日のように起きているよね」


「それと 治安が良いとされていた日本で
怨恨での事件とか悲しい事が毎日起きてるのがね・・・」


「そうですね」


何かいつもと同じようであって違うこの雰囲気
話しが続かない。。。



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生粋のアジア系って茶髪に茶の目って聞いた事があるんですけど

キョーコはまさに!って感じなのかな?

(東南アジア系がそうらしいです)


自分は蓮に負けないくらい血が混ざってるので(´Д`;)