「そうそう 君のウィッグ黒髪だし
事務所に行って変えた方が良いから 少し早めに出ようね」と笑う


「あ。。 そうですね」


そんな事全然気にしてなかった
京子は黒髪になったのは澪の時だけで
普段の活動は茶髪
私 自分の事なのに 何してるんだろう。。。


「あの 私 用意しちゃいますね」


「そうだね どこかのカフェで朝食でも摂れば
丁度良い時間になるかもしれないね」


「あ キョーコ」


「はい?」


いきなり手を引き寄せられ蓮の方に倒れこむと


「さっきは言葉では挨拶したけど」

と言うとkissをし「おはよう」と蓮が微笑んだ


「あ。。 おはようございます。。//」


「それじゃ 支度してきます」


キョーコが足早に急いで洗面に向かう

やっぱり普通に装ってるけど普通じゃない。。
昨日のこと やっぱり怒ってるのかな


3,40分で用意が出来ると部屋を出て

まずは朝食を食べに出かけた

ところがやっぱり普通でいる様で普通じゃない2人
さっさと済ますと事務所に向かう


直接社長室に向かうと既に用意がされていて
借りていた黒髪のウィッグを返すと
色は京子の時のような色で少し伸びたウィッグをつけてもらった


「年齢的にも 以前の京子ちゃんより少し長めのこの方が
あってるね 地毛もこのくらいの長さみたいだし」


「はい! ありがとうございます」と綺麗なお辞儀をすると


「そんなに勢いつけて頭下げると落ちちゃうかもしれないし
気をつけてね」とヘアメイクの人に言われ


「あ。。 そうですね。。 すいません//」


「うん」と笑ってくれた


用意が出来ると社長室に向かい


「お待たせしてすいません」キョーコが部屋に入る


「いや構わんが 最上くんっぽくなったな」とローリィが笑う


「そうですね。。 何か久しぶりです」と照れ笑いで返す


「蓮にも話しをしたんだが
くれぐれも普段のような態度は慎んでくれな
君は今 シルヴィアではなく京子だ」


「あ はい!」


今までCMや映画の製作側との話し合いじゃシルヴィアでやっていて
敦賀蓮の彼女っていう位置で話し合いをしてきてたけど
今日は事務所の後輩の『京子』気をつけないと


「それで会議なんだが この事務所の会議室で行う
社が到着したら会議室に向かってくれ」


「分かりました」


「まぁ 最上さん 立ってないで座ったら?」と蓮が微笑む


最上さん!?
いきなり他人になったようで心が痛い。。


「おいおい いきなり他人行儀か?」


「いえ もう今から作っておけば部屋に入ってすぐは
何かあってからじゃ遅いし 取り返しつきませんから」


「ほら 最上さん こっちに」


「はっ はい」


でも。。敦賀さんの言ってる事は正解
この緊張したような会話のやりとりが
過去 先輩と後輩としてのいつもの会話


数十分するとやっと社が現れ


コンコン
「社です 失礼します そろそろお時間ですので」


「分かった それじゃくれぐれもばれないようにな」


「大丈夫ですよ ね?最上さん?」と微笑むと


「あっ はい! 頑張ります!」


3人で社長室を出ると

「何か昔のキョーコちゃんって感じだね~ 蓮もだけど。」


「そうですね ばれるわけにはいかないので
昔の先輩と後輩を装ってますよ」と笑う


「でもまぁ 今見てる感じだとちゃんと
敦賀蓮と京子だから 大丈夫だよ」と社が笑っていた


蓮と社が並んで歩いているところを
3歩下がって後をついて行く 昔の京子だった


「ね キョーコちゃん」


「? キョーコちゃん?」


「あっ はい」


上の空でほとんど前の2人の会話を聞いていなかった
それを見ていた蓮はため息をついていた


うわぁ 久しぶりにあのダメ出しのため息見た
何もそこまで敦賀蓮に成りきらなくても。。


「キョーコちゃん 大丈夫?」


「はい 大丈夫です」と笑う


目的の会議室につくと既に製作側の人達が席についていた


「おはようございます」


蓮がいつものように爽やかに挨拶をし席につくと
次に部屋に入ってきたキョーコがお辞儀をし


「おはようございます 今日はよろしくお願いします」

と丁寧に挨拶をし席についた


「こちらこそ 今日はよろしくお願いします」


製作側も挨拶をすると早速本題に入った


ドラマの時と違い映画では
2人全部の時間の出演という事ではなく
2/3の出演となり残りの1/3は2人の子供を撮る事になっていた


「2/3という事になってすいませんが.......」


「いえいえ こんな話を貰えただけでも嬉しいので」
と蓮が答えると


「あの 京子さんは?」


「あ はい また同じ作品に出させてもらえるなんて光栄です」


「お2人にそう言ってもらえて助かります」
と製作側も一安心していた


というのも 売れてる俳優にこういう話しをすると
事務所も当然ながら俳優の方も中々折れてもらえず
話しが止まり撮影に進めなくなったり
他の俳優を探す事になる場合もあるからだ



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