ボリビアの砂漠の途中にある休憩所で、ちょっと考えさせられる出来事がありました。
トイレの横に、民族衣装を着たおばちゃんが座っています。
年齢は不明。強い日差しで焼けた肌は、若いのか年配なのかも分からない感じ。
ここでは、5ボリビアーノ(約100円)を払うと、
ひと切れのトイレットペーパーをもらってトイレを使う仕組み。
用を済ませたあと、少し話しかけてみました。
「ここ、本当にきれいな景色ですね。砂漠の中にアンデス山脈が見えて、山の上には雪がかかっていて…まるで富士山がいくつもあるみたい」
でも、この景色を毎日見ているおばちゃんにとっては、特別なものではないのかもしれません。
観光客は「すごい!」「きれい!」と感動するけど、
おばちゃんはトイレの横で、観光客からのわずかな使用料で家族を支えています。
話を聞くと、
「この仕事だけじゃ、月に2回しか一番近いスーパーにも行けないの。そこまで3時間かかるのに、交通費も足りない。ガソリンも高くなったしね」
その言葉が、すごく印象に残りました。
そして、もうひとつ驚いたこと。
この砂漠、道がありません。
舗装された道路はもちろん、はっきりした道すらない。
あるのは、4WDの車が通った跡だけ。
それなのに、ガイドさんは普通に走っていくんです。
どうやって?と聞いたら…
山の形や石の位置、地形の感覚で道を判断しているそうです。
カーナビもないのに、迷わない。
本当にすごいなと思いました。
ウユニ塩湖やアタカマ砂漠は、一生に一度は行きたい場所。
でも実際に行ってみて思ったのは、
ここは「絶景の観光地」であると同時に、
そこに暮らしている人たちの日常の場所でもあるということ。
正直、景色としては一度で十分かもしれません。
標高も高くて、体への負担も大きいですしね。
だからこそ、
元気なうちに来てよかったな。






































































































