私の視点で、古典の名著「道は開ける」より心に響く文章を抜粋。
読者の皆さんのお役に立てるかと問われれば、私の能力レベルに問題があり多くの疑問は残りますが、この本の持つポテンシャルを考えると、
いくらかは皆さんのお役に立て、私には潜在意識のすりこみ効果が期待出来るので、勝手に進めちゃう企画。
前回、「事実!!!が大事。」では、客観的な立場で事実を集めて把握することがとても大事だということが分かりました。
今回は、「しかし、事実をすべて集めたとしても、
題して・・・1回1分!道を開く新聞 NO6ー2
第二部 悩みを分析する基礎技術
第四章 悩みの分析と解消法
私は苦い経験を重ねたあげく、事実を書き記してから分析するほうが、ずっと容易にいくことを知った。実際、紙切れに事実を書き上げ、問題をはっきりと書き記すことは、賢明な決断へ大きく近づいたことになる。
チャールズ・ケタリングに言わせれば「問題を手際よく表現することによって、問題は半ば解決されている」
私は長い間にわたって、悩みごとがあると決まってタイプライターを取り出し、二つの質問とその答えとを文字にしてみることにしていた。すなわちー
一、悩みの種は何か?
二、それに対して、自分は何ができるか?
以前は、解答を出すには出しても、それを文字にすることまではしなかった。けれども、何年か前からやり方を改めていた。問いと答えの両方を文字にしてみると、考え方が整理されることに気づいたからだ。
『幾度も経験を重ねた結果、私は決断することがいかに大切であるかを知った。はっきりとした、目標を決めることができず、いつまでたっても考えがまとまらずに堂々めぐりを繰り返す。それが人間に神経症をもたらし、生き地獄へと追いやるのだ。明確な決断に達すれば、即座に苦悩の五割が消え失せ、その決断を実行に移すと同時に、残りの四割が蒸発する。』
「つまり、次の四つの段階を踏めば、悩みの九割を追い払うことができる。」
一、悩んでいる事柄を詳しく書き記す。
二、それについて自分にできることを書き記す。
三、どうするかを決断する。
四、その決断をただちに実行する。
「私が思うに、問題をある限度以上に考え続けると、混乱や不安が生じやすい。それ以上の調査や思案をすれば、かえって有害となる時機があるのだ。それが決断をし、実行する時機である。」
~~~~~引用おわり~~~~~
あらためてこの第四章を読み直してみて、事実を客観的に認識することの大切さを再確認でき、決断に至る自らのプロセスを持つことの必要性を強く感じました。
どんなプロセス適用して自身の決断力をつけていくにしても、「書く」というプロセスは絶対にはずせないこと。
いたずらに思い悩むことは深い思考とは別であり、かえって混乱や不安を招く元となる。遅い決断で後悔するくらいなら、早い決断で失敗しろ!と自分に言い聞かせておきました。
何度も読み直す価値のある章だということが分かったので、暗唱できるくらい読んでみようと思います。
手を動かして書くことはとても大切です(*^_^*)
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