*ポイント
TPPはいったん交渉に参加したらどんなにルールが不利になっても抜けられない構造になってるんです。
結婚する前に婚約して両家で話を詰めて結婚に至るわけです。婚約する前に彼女と別れてもさして問題じゃないが、婚約してから別れたらけっこうやばいですよね
米国が特に激怒する理由ってのがあって、TPPのポイントは11月のAPEC首脳会合がハワイで行なわれるってこと。
ここから抜けると米国が激怒して大事な日米関係がおかしくなると思った瞬間に、殆どのTPP反対の政治家が怖気づくんです。
【必見&拡散】 絶句JAPAN!!【中野剛志】
http://www.youtube.com/watch?v=Z1UOqFfOnBo (twetterより)
9月12日
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中野剛志「国際面。TPPは完全に米国の戦略。TPP参加国に日本が入ると10カ国だが、GDPを比較すると7割が米国、2割が日本。これはもう日米協定。米国のターゲットは完全に日本」。
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中野剛志「オーストラリアやニュージーランドは米国に乳製品を輸出したいが、米国は嫌だと言ってる。米国も農業団体はけっこう閉鎖的。自分たちが不利なところはブロックする。これで交渉が揉めている。当たり前、米国は輸出倍増戦略をとろうとしているので、国を開くなんて米国は思っていない」。
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中野剛志「米国との関係を普天間で解決することはできないのでTPPとなっちゃう。経団連との関係も、経団連が要望しているのは原発と法人税減税とTPP。原発の問題はなるようにしかならない、法人税減税はいまは増税って話になっているので、消去法の結果、TPPってことになっちゃうんです」。
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中野剛志「TPP推進論者は、圧倒的に、かつて構造改革を言ってた人たちが多い。竹中平蔵とか大田弘子とか、そういう人たち。最近では古賀とか岸とか、俺の嫌いなあの二人。あの連中はみんな構造改革だって言ってたけど、みんなTPPに賛成」。
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中野剛志「宮崎県で口蹄疫が起きた。復興しようとした畜産農家はTPPに入るって話が持ち上がったので、じゃ借金して畜産を復興しようと思ってやっても無駄かといって諦めて商売をたたんだという人がいると私は聞いている。TPPで農業構造改革っていってる人たちはそれが狙いなんですよ」。
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中野剛志「小規模な農業をやってた人たちがその土地を手放してくれれば大規模農地ができる。だから彼らは被災地特区とかいってるわけ。あるいは、農地を手放して農業をやめてしまえば、TPP反対といっていた、彼ら構造改革論者の言うところの『抵抗勢力』が消えるわけです」。
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中野剛志「特に米国が狙っているのは、日本はTPPを農業の問題に矮小化してるが、農業だけではない。米国の貿易政策に関する公式文書の中にも、米国が日本に求めていることが書いてある。牛肉の参入制限つまりBSE問題があたまにくるといってるわけです」。
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中野剛志「それから、銀行・保険・郵政、米国産自動車の参入制限とか、これが懸案だと言ってる。アメ車の参入制限ってなんのことかわかりますか。これは、エコカー減税がいけないと言ってるんですよ。アメ車が恩恵を受けられないからで、向こうからすれば立派な非関税障壁」。
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中野剛志「自国民の健康や安全を、自国民の基準で守ることができなくなる、これが米国が狙っているグローバル化なんです」。
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中野剛志「現にTPPを推進してきたメディアは、日経新聞なり読売新聞なり、震災の後から直ぐ『被災したからこそTPP』とバカのひとつ覚えで、ずっといってる。今度も、野田政権ができたらTPPと言ってる。世の中にはTPP反対の本ばかり出ているのに、完全にがん無視されてる状況」。
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中野剛志「税金を投入してたんで、なんとしてでもこのAIGを助けたいわけです。文書にはこう書いてある。『日本の保険市場は米国に次いでデカイ』。何を狙っているか。明示的に、かんぽと共済と書いてありました」。
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中野剛志「同じことは米韓FTAでもやられた。米韓FTAの13条付属書Bに規定があって、共済は協同組合みんなでお金を出し合って助けましょうっていう保険だが、米国はけしからん民間と一緒にしてしまえと、それで参入して市場を取ろうって話。米韓FTAでこれ、ねじこまれちゃった」。
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中野剛志「こういうことを前例としていっているにもかかわらず、TPPについては、そんな危険性については殆ど議論しないで、とにかく、中身はいいからまずは交渉に参加しましょうという議論ばっかりが日本でいわれてる」。
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中野剛志「危険性について。TPPの交渉に参加しルール作りにも参加しダメだったら抜ければいいって考えてる人が多いし、TPP推進論者もまずは交渉に参加しなさいと言ってる。こういう理屈を言われると日本人は妥協しがちだし、野田政権も党内融和といってる。こういう融和路線は絶対やっちゃダメ」
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中野剛志「交渉に参加してルールが有利になればいいし、不利になったら抜ければいいっていってるけど、言ってる人たちが、日本にとって有利なTPPってどういうもので、不利なTPPはどういうものでって、定義したことなんてないんです」。
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中野剛志「ここより上だったら参加するが、ここより下だったら抜けるという一線を示してくれないと、そしてそれについて国民的合意をとってくれないと、危なくて交渉に参加できないわけです。TPPは24も分野があるんですよ」。
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中野剛志「コメの関税ひとつとったって、コメ農家にとってはコメの関税を死守することが日本にとって有利なルールです。しかし、TPP推進論者みたいに原理的な自由貿易論者にとってはコメの関税が撤廃されることが日本にとって有利なルールなんですよ」。
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中野剛志「立場とかイデオロギーとか業界代表によって、日本にとっての有利なルールの定義が違う。それについて合意もとらないで日本に不利だったら抜ければいいって、契約を見せてくれないと契約できないだろ、こういう話なんです」。
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中野剛志「もっとまずいのは、TPPはいったん交渉に参加したらどんなにルールが不利になっても抜けられない構造になってるんです。そもそもなんでTPPに合意する前に交渉参加という枠組みを作ってそこでルールを詰めて合意をするか、なんで二段階を踏むのか」。
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中野剛志「解りやすくいうと、TPPの交渉参加とTPPの合意、前者は婚約で、後者が結婚したいなもんなんです。結婚する前に婚約して両家で話を詰めて結婚に至るわけです。婚約する前に彼女と別れてもさして問題じゃないが、婚約してから別れたらけっこうやばいですよね」。
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中野剛志「これと同じで、まず半歩、交渉に参加させて、交渉参加国(結婚することが前提でお付き合いしている人)にだけ知らせる情報とかあるわけです。それをさんざん聞いておいて、やっぱ婚約破棄てことになると、米国は激怒するんです」。
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中野剛志「米国が特に激怒する理由ってのがあって、TPPのポイントは11月のAPEC首脳会合がハワイで行なわれるってこと。ハワイはオバマの故郷。交渉が揉めているんでハワイでの妥結は難しいが、ハワイで何か成果を見せたいとすると、TPP交渉に日本が参加したってことが成果になるはずです」
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中野剛志「どうしてかっていうと、TPPは日本が入らないとなんの意味もない協定で、日本がターゲットですから、日本の交渉参加を勝ち取ることがオバマの最大の狙い。これをAPECの場でできればオバマはポイントがアップするわけです」。
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中野剛志「TPP推進論者の狙い。TPP交渉参加の前は、反対だという政治家とかいっぱいいるが、いったん交渉に参加してごらんなさいと。しかし、ここから抜けると米国が激怒して大事な日米関係がおかしくなると思った瞬間に、殆どのTPP反対の政治家が怖気づくんです。黙らざるをえなくなる」。