良くないMRI検査結果の時の話。

 

 

MRI検査画像を表示されながら説明を受けた。

 

 

転移疑いの実際の場所が知りたくて、

 

主治医にココですか?

 

と指で顎下辺りを触りながら聞いた。

 

 

主治医は、

 

「この辺です。」と

 

触って指示してくれた。

 

 

だが、

 

触られている感覚がゼロ。

 

首に麻痺が残っている事を久しぶりに思い出すことに。

 

 

もう一度自分で触って、

 

「ココですか?」と尋ねる。

 

主治医が触って教えてくれる。

 

 

そのやり取りを何度か繰り返して

正解の場所を自分で当てる事が出来た。

 

 

なかなか珍しいクイズとなった。

 

 

麻痺が残った最初の頃。

 

麻痺っている事が良く分かった。

 

触ると違和感があるので。

 

 

麻痺って長い年月が経つと、

 

自分で触る分には大分問題ないので

麻痺っている事を忘れてしまう。

 

触る側の感覚で何とかなっている。

 

ある意味いい事な気もする。

 

 

例えば麻痺っているので

顎髭を抜いても痛くない。

 

痛くないのは危ない事なので

もう随分と抜いたりはしていない。

 

これは麻痺ってて悪い例だと思う。
 

 

 

ちなみに今は転移疑いの場所は

もう忘れてしまった。

 

右顎下辺りと大体の場所が分かってはいるので良いかな。

 

 

 

今日も生きててえらいぞ、自分。

 

 

麻痺って主治医が触る場所が

分からない話でした。

 

触られている感覚がゼロなのは恐い。