加圧バックとの闘い①の続きです。
前回の記事では、
半固形ラコールを注入する為の道具である加圧バックの説明、そして良さについて書きました。
加圧バックによって
外出先でも栄養注入が可能になった事。
全く闘いという内容ではありませんね。
加圧バックとの闘いとは・・・
壊れとの闘いです。
加圧バックの価格は5000円以上します。
販売数が少ないであろう医療関連商品の為に
高額なのは仕方ない事だと理解しています。
加圧バックは壊れます。
その壊れ方は、
コレが
こうなります。
手動で空気を送るポンプ部(黒)が
取れます。
こうなると使えません。
廃棄です。
でも余りに勿体なくないですか?
どうにかしたいと思いませんんか?
どうにかなりそうだし。
もう一度、
ポンプ部を着けてやればよいだけですし。
短い時は3か月で壊れる事もあります。
長く持つ時もあります。
最初に行ったのが
ガムテープでグルグルに巻きつける。
一回使うぐらいなら何とかなりますが、
数度と使うと空気がもれて駄目です。
度々ガムテープでグルグル巻きして、
結合部を手で握りながらのポンプ作業になります。
違うテープでも同じでした。
次に考えたのが、
ポンプ部分の先は金属で、
接着するべき先はゴムチューブ。
なので金属とゴムの接着剤を使う。
接着させ、
一晩置いて使いましたが、
全くダメでした。
接着剤とガムテープでグルグルの両方を行った事もあります。
そうなると空気を送るスペースが無くなったからと思うのですが、
ポンプが固くて固くて・・・
とても空気を送れるものではありません。
自分はテルモ製を使っています。
テルモさん、
どのように接着しているのでしょうか?
自宅では出来ないものなのでしょうか?
なんて聞きたくなったりしています。
加圧バックは、特定保険医療材料でありません。
医療費ではなく、全額自己負担です。
それもあって
戦っていますが、勝てません。
何年も前になりますが、
加圧バックやアダプターなど
胃ろう関連物品を持って役所に行った事もあります。
嚥下障害で障害手帳を持っているなら、
必要な物として日常生活用具に入れて貰いたいという一人の市民の声を届けに。
話を聞いてくれて、
加圧バックなどの写真を撮って
上に上げてみますと言ってくれました。
もう5年以上前の話ですが、
それから何年経っても
日常生活用具に加わる事はありませんでした。
一人の声は弱いものなのか?
それとも単に我儘なのか?
今日も生きててえらいぞ、自分。
加圧バックとの闘いの話でしたが、
半固形ラコール、加圧バックは
とても素晴らしい物です。