コーンウォールの夏休み 2012年

13 ニューキー(2)

 

 B&Bでの朝食のあと、少し散歩に出かける。同行者は何かと朝の仕度に手間取るので、いつもこういう仕儀にあいなる。

 

 

 

 鉄道駅の海側にジ・オールド・トラムウエイなる道を見つけたので行ってみる。トラムウエイと言っても市街電車が走っていたわけではなく、港へと続く貨物線だったらしい。朝から犬を散歩させている人などが随分歩いている。今は満潮で、崖下までエメラルド・グリーンからサファイア・ブルーの水に浸っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 同行者の準備も整ったので、また街の北側、バロー・フィールズの方へ出かける。歩いている間にもどんどん潮が引いて、岬で分断されていた砂浜がつながってゆく。適当なところまで行って引き返す。街の向こうに伸びる半島が順光になって、くっきりと見える。

 

 

 

 

 

 

 

 ジ・アイランドを臨むテラスまで戻り、屋台で買ったカジェスティック・ファームのアイスクリームをなめながら、休憩。ニューキーのアイスクリームは、このカジェスティック・ファームとケリーズが二大勢力らしい。

 

 

 

 

 

 

 半島の方へさらに歩いてゆく。街のこちら側にもクリームティーのできる店がたくさんある。観光案内所ではフード&ドリンクス・ガイドなる立派な冊子を発行しているのだが、掲載されていない所がいくらでもあるようだ。

 

 

 

 

 

 半島を横断する道を分けると人通りも少なくなり、車道の下に崖に沿ったフットパスが現れる。フットパスを歩いてゆくと海べりに建つ小さな礼拝堂のところに出た。真っ白に塗られていて、ここだけ見ればエーゲ海のようだ。しかし、立っているのも困難ほど風が強く、お腹もすいたので引き返すことにする。

 

 

 

 

 街の中心にあるポーリーンというケーキ屋に入る。壁にクリームの女王と題した写真を額に入れて飾ってある。同行者はレジを打っている店員だと言うけれども、派手な顔立ちはその姉といった感じがする。

 この店のクリームティーは、クロテッドクリームがたっぷりのうえに粉砂糖がスコーンにもかかっている。スコーンは例によってパンのようなニューキー風。料金も一人前2ポンド(340円)と大衆的な店であった。

 

 

 たらふく食べたばかりではあるが、コーンウオールさいごの思い出に、ClottedCream.comの店でアイスクリームを食べる。ラズベリーアイスにクロテッドクリームをトッピングする。ラズベリーの酸っぱさに濃厚なクリームがよく合うのだ。

 

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