ワット・ドイステープはチェンマイ市街地の西約14kmにある標高1080mのステープ山の頂上にあり、金色の仏塔がふもとのチェンマイの街なかからでも見える。
チェンマイ市街地の標高が300mほどなので高低差は780m。
天気予報ではGW後半の3泊の滞在期間中はずっと雨がちなはずだったのだが、到着した翌朝からスッキリと晴れ上がっていた。
高いところが好きな僕としてはまず真っ先に行きたい場所だが、西にある山頂から東の市街を眺めることになるので順光になる午後に上ることにした。
カオソーイの老舗ラムドゥアンでカオソーイを食べてから、昼過ぎにワット・ドイステープに向かうソンテウが発着するチャーンプアック門に向かった。
僕が着いたときは、欧米人女性1人と欧米人男性2人が発車待ちしていた。
ソンテウは8人乗りなので8人客が集まり次第発車する。ドライバーに料金を聞くと片道50バーツとのこと。
あと4人集まったら発車すると言っていた。
すると、ちょうど欧米人のカップル2組のグループがやってきて値段を聞いたが往復で交渉して現地での待機時間もいれて130バーツでどうかとのやり取りが聞こえた。
僕は片道で行って好きなだけ滞在したいと思っていた。
彼らとの交渉は決裂したみたいで彼らは去って行った。
その後意外に客が集まらず、しびれを切らしたドライバーは今いる4人に
「今すぐ4人で出発するなら一人片道100バーツでどうだ?」と言ってきた。
まあ、理にかなってるし、いいかなと思った。
ドライバーが一人一人に100バーツでいいか聞いた。
僕もOKだし、男性1人と女性もしぶしぶOKだった。
ところがもう一人の男性がNOと言った。
こんなとき、日本人だったらOKするだろうなと思った(笑)
50バーツと100バーツの違いなんて旅行者にとってはどうでもいい違いだと思うのだが...
(スタバでアイストールラッテ1杯100バーツだし、カオソーイ1杯40バーツ程度だから...)
そこが欧米人の頑固なところなんだけど、他の人たちもその意見を尊重している風なところが欧米人らしい(笑)
やがて、さっきの4人グループがミネラルウォーターを手にカップ麺を食べながら戻ってきた。
それを見たドライバーが決断した。
「OK!じゃあ往復で1人120バーツでどうだ!現地での滞在時間は1時間半でどうだ?」
帰りもソンテウつかまえる手間を考えたら往復でもいいかなと思った。
4人組はOKと言い、NOと言っていた男もOKして我々のソンテウは無事は無事出発したのだった。
4人組はいまどきの若者っていう感じだったが、女の子二人はこれから寺院を見学することを考慮してノースリーブにちゃんと羽織る物を持っていた。
その辺のTPOはわきまえていてアジアを旅慣れてる感があった。
(市内ではたまにビーチリゾートに来てるような際どい格好した欧米人の女の子をよく目にしたものだが)
山頂までの山道は日光のいろは坂みたいなきついカーブが続くが追い越し車線も整備されている広い道だ。
寺院のふもとに着くとそこには同じ色と形のソンテウがびっしり停まっていて、その周囲には屋台が囲むように並んでいて賑わっていた。
「22番の車だからね!4時に出発するからね!」とドライバーは言い渡した。予定より早く着いたので出発まで1時間40分ある。
そこから有名な蛇の参道の階段をひたすら登って頂上の寺院に上がった。
いい天気だったし、寺院のテラスからのチェンマイ市街の眺めも、ドーイステープの金色の仏塔も回廊も素晴らしかった。
意外に時間が余ったので出発時間よりもずいぶん早く下に降りると、すでに同乗してきた他の連中も車の近くの出店を廻って時間をつぶしていた。
4人組以外はバラバラで行動していたが、そのうち男1人がなかなか戻ってこなくて、ドライバーが「彼を見なかったか?」
と聞くと、「あれ?通りの反対側でなんか買ってたぜ。」と4人組の中の一人が言った。
そしてほどなく戦利品をビニール袋に詰め満面の笑みで彼は戻ってきた(笑)
まあ、まだ出発までずいぶん時間はあったのだが...
帰りの山道を下るとき、4人組の一人が車の後ろのステップに立って動画を撮っていた。
なんとも気持ちよさそう...
僕も一度ソンテウのステップに立って手すりに掴まって風を受けて乗りたいと思っていた
が、右に左にカーブする山道で怖かったのと、
「このアジア人のおっさん、何やってんの?」と若者たちに冷笑されたら嫌なので結局やらなかったが(笑)