夏から秋へ | 【我が道】 七転び八起き

【我が道】 七転び八起き

自分が感じた事、思った事を綴ります。
思い出を残しておくための日記です。


8月31日、夏休みが終わる日。
ちょっと憂鬱でちょっと楽しみな日。時間の経過を惜しみながら1日を過ごすこの感覚は、社会人になっても学生の頃と大して変わりません。

今年の夏は、自分のために自分のやりたいことを惜しみなく行いました。
コロナ禍で制約がありどこにも行けない日々でしたが、社会人になってから1番充実しており楽しかった夏でした。

2年前の外脛骨切除手術から1年かけて、松葉杖の生活からなんとなく走れるところまでリハビリを頑張りました。ただ、足の甲に神経障害がある私は血行が悪かったりページングがうまくいかなかったりで思うように回復していきませんでした。(今だから分かる、神経障害性疼痛あるある。)思うように仕事ができず、痛みにとらわれる私に、執刀医は「心療内科をすすめます」と。
執刀医の先生に言われた時は全部足のせいじゃん!と悶々としましたが、思考力の低下、眠れない、泣きそうになる等、このままいくと鬱病だなぁと自分で思うようになっていたし、自分が自分じゃなくなる感覚があったので、心療内科に行きました。そうしたら、「足の症状からくるもので、精神的な病気ではありません」と。
整形外科でもなく心療内科でもない、どうしていいか分からずお先真っ暗。それが一転、痛みを専門に扱う病院があると知り、タイミング良く診察を受けられることに。ジェットコースターのような展開で突然道がひらけた1年前の夏。
昨年から約1年かけてチーム医療の恩恵を受けて、痛みとともに生きる術を学んできました。たくさんの方が関わって下さり、心身ともに成長した1年でした。足の状態も日常生活では気にならないところまでもっていくことができました。

今年7月の診察、先生がぼそっと「運動強度を上げてみてほしいと思う気持ちはある」と。成長するために必要だと自分でも考えていたことでしたが、リスクを考えると踏み切れませんでした。
神経障害がある足。運動強度を上げれば電撃痛がおこる可能性が増えます。神経の誤作動だから、運動器的に問題はありません。電撃痛にさえ耐えれば筋力の増加が見込めます。ただ、自分を苦しめている感覚に自ら立ち向かうことになります。先生も分かっているからこそ、歯切れの悪い言い方だったのではないかと思います。
それでも先生の一言で決意したトレーニング。医師理学療法士管理の下トレーニング。週に1度はパーソナルトレーニング。リハビリからトレーニングへ舵を切ったこの夏。
1ヶ月半、やり切ることができました。

トレーニングができる時間、知識のある医師理学療法士の管理下で安心して運動強度をあげられる環境、サポートしてくださる方々。これらが整った今だからこそ、挑戦することができました。
この夏、神経の誤作動による筋拘縮に苦しむことが増えました。薬を飲む量も増えました。でも、それ以上にできることが増えて嬉しいし自信がつきました。できる範囲の中でやる、痛みにとらわれないが少し分かった気がするこの夏。
感謝感謝の最高の夏です。

8月31日、朝からトレーニング。その後はご褒美マッサージ。
自分の身体のために時間を使えるって最高です。
因みに、今年の夏から資格取得に向けての勉強も始めました。
身体が動けば心も動く!アクティブな2021年の夏。

たくさんの方に支えていただき本当に感謝の日々です。些細なことに文句を言ってしまう日々ですが、もっともっと感謝して、「今」を大切に生きていかねばと思う、夏の終わりでした。

最後に、恐怖に打ち勝って突き進んだ私。弱音はなるべく吐かないように頑張ったと思う!手前味噌ですが、よく頑張った!更なる進化を求めて、突き進もう!!