やりがいのある仕事という幻想 | 【我が道】 七転び八起き

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自分が感じた事、思った事を綴ります。
思い出を残しておくための日記です。


足の調子がイマイチで、気分もイマイチな今日この頃…。季節的なことや仕事のことも関係あるのでしょう。
イマイチだなぁと思っても、最近はそれほど落ち込むことがなくなりました。あぁでもないこうでもない…と色々考える性格はなかなか直りませんが、時間が経つと「今ここ!今を大事に!」とか「まぁいいやぁ、なんとかなるかぁ」とか思うようになりました。入院から半年、治療というのか教育というのか…の効果が発揮されつつあります。
イマイチだなぁと思うと、散歩に出るようにしています。景色を見て、癒されて、今幸せじゃないか!と感じて、リセットといった流れ。いつもスッキリするわけではないけれど、負の思考や思い込みすぎていることから一旦離れられて、冷静になりやすいです。

最近読んだ本で印象的だったのが、「やりがいのある仕事という幻想」という本。
ケーキの切れない非行少年たちの第二弾を目当てに本屋さんへ行ったのですが、横に並んでいて、そちらの方が気になりました。
やりがいのある仕事だと思って頑張り続けている今の仕事。やりがいを感じているから辞めたくない。でも、身体が悲鳴をあげている節がある。だからといって辞める勇気もなければ、他にやりたいこともない。そして何より今の仕事を嫌いになれない。本当はもっと仕事のことだけを考えて頑張りたい。でもそれでは今の私の身体では辛い。だからといって手を抜けば、そのツケは自分に返ってくる気がする。あの時…と過去を振り返って後悔する自分が何より嫌。
こんなことをあーでもないこーでもないと考えることがあります。
考えているうちに、そもそも何故仕事のことでそんなに悩むのか、仕事は賃金や生きるための知識を得るための手段であって、その得たものでどう楽しむかを考えることに時間を費やすべきではないのかと思ったりするのです。
仕事は仕事!と割り切れればいいのですが、どうもそうはいかない私の性分。仕事にウエイトを置きすぎている節は否めず、仕事が生活の中心となってしまっている節も否めません。
やりがいのある仕事という幻想。
私の原動力も、「やりがいのある仕事」というプライドなのかもしれません。でも、一度きりの人生、仕事の成功だけを夢見て生きていくのもなんかちがうよなぁと思う今日この頃。新たな考え方に触れられるよい機会でした。