No pain,no gain | 【我が道】 七転び八起き

【我が道】 七転び八起き

自分が感じた事、思った事を綴ります。
思い出を残しておくための日記です。


No pain,no gain.
痛みなくして、得るものなし。

相棒19に出できたフレーズ。
この言葉を聞いてから、辛いと思った時、心の中で何度も繰り返すようになりました。


前回の高周波熱凝固パルスから半年以上が経ちます。
電気が走る症状はたいして変わっていません。でも、パルスを我慢しています。
この選択が良いか悪いかは別として、今が踏ん張り時なのかな、これを乗り越えれば何か変えられるのかな、という思いから、踏みとどまっています。

昨年末の記事に少し書きましたが、昨年の夏から新たな病院にお世話になっています。
痛みに関係する科の先生が集まる診療センター。
痛みを治そうとするのではなく、痛みとうまく付き合えるようになろうといった感じの方針で、色々な先生が関わってくださいます。

副作用に耐えてまで内服する薬は嫌。手術は非現実的、注射やパルスは一時凌ぎ。でも、仕事に迷惑をかける自分が一番嫌。
そう考える私にとってのチョイスは、一時凌ぎだと分かっていても定期的に行う、パルスでした。でも、これを一生続けることへの恐怖心と葛藤は常にありました。

先生方は、手術とか注射とか侵襲系は極力避けましょう派。必要な時には使うのでしょうが、私の場合は不必要との判断。
この病院にかかりはじめた頃は、まだパルスをしていたし効果も持続していました。しかし、2ヶ月程前から顕著に症状が出るようになりました。

ここでパルスをしたら、また今までと同じ生活になる。
そんな思いと
この苦痛と恐怖から一刻も早く逃れたい。
という思いがせめぎあいます。

辛い時、先生に助けを求めたけれど、先生のが上手です。
私の性格を分かっていて、我慢する方向にうまい具合に誘導されます。いつも診察室を出で後悔。
結局、苦痛と恐怖の日々を過ごし、落ち着くのを待つことになる。

ただでさえ苦痛なのに、治療法がない。頼りの先生は、大丈夫、そのうち落ち着く、耐えろと言う。
もう、絶望です。その瞬間なんて特に。
注射とかパルスとかでその場を凌げるのに、苦痛から逃れる方法を知っているのに、お預け状態。
苦痛に耐えてまで我慢する必要があるのだろうかという思いと、ここが踏ん張り時だから耐えようという思いと…。葛藤。

そんな葛藤、葛藤の日々に耳にしたのが、「No pain,no gain」。
「痛みを知った人は、いい指導者になれる。」
そういって先生はよく励まして下さいます。その言葉がふと頭に浮かびました。

辛いんだけど、その中でも得るものはあって成長している。
だから今、踏ん張るんだ。

そんなメッセージが込められているような気がして、今の自分を奮い立たせる良い言葉となっています。

誰かに読んで欲しいとかでもないけど、ふと、この思いを書き留めておかなくちゃと思ったので、記事にしました。
本当は、辛い思いをせず成長したいのですが。
人生そんなに甘くはないだろうし、この経験ができる人はそうそういないでしょうから、前向きに乗り越えられればなと思っています。
戦いはまだまだ続きます。
(「人生は負けの連続。勝てないんだから勝とうと思うな。」とよく先生に言われます。勝てなくてもいいけど、負けたくはないよねぇと思ってしまう私です。)