有痛性外脛骨手術② | 【我が道】 七転び八起き

【我が道】 七転び八起き

自分が感じた事、思った事を綴ります。
思い出を残しておくための日記です。


○入院生活 1日目

毎度のことですが、1日目はまったりデーです。
本日先生が来ないことは確認済み。
本を読んだり、院内を徘徊したり…。
と、思っていたら夜ごはんを食べた後に、麻酔科の先生がみえました。
麻酔の説明、同意書へのサインです。
全身麻酔の予定なんだけど、どうしても全身麻酔が嫌で、下半身麻酔にできないか相談。
実は、執刀してくださる先生には外来の時に下半身麻酔のお願いをしていました。
ただ、この病院では、麻酔は麻酔科が行うとのことで、麻酔科の先生に相談してと言われていました。
お願いしたら、意外とすんなりオッケー!
無事、下半身麻酔に変更できました。
麻酔科の先生から、簡単な診察と同意書の記入があって終了。

明日は、9:30手術開始。
それに伴い、本日21:00以降絶食。
24:00以降絶飲食。

前回の手術では、絶食前にカロリーメイトを食べました。
今回もカロリーメイトを買って食べる準備はしていましたが、結局は食べずに手術に臨みました。
夜ご飯が意外に多くてお腹すいてなかったし、いける気がして…。

毎回恒例、寝れない手術前夜を経て2日目へ。
手術への緊張もあるし、環境の変化もあるしですぐに起きてしまうけど、寝れなくてもたいしたダメージはないのであまり気にしない。


○入院生活 2日目(手術日)

朝ごはんはお預け。
皆さんの食事が片付いたくらいのところで、先生来室。
挨拶をして、手術箇所にマーク。
一例目の手術なので、時間が遅れる心配はなし。
予定時刻15分前に、手術用の服に着替え。
手術予定時刻10分前に看護師さんと母と、歩いて手術室へ。
さすが大きな病院。手術をする個室がたくさん。
歩いている最中に先生とも会って、ここで脊椎麻酔オッケーの許可を再度いただく。
病棟看護師、手術室看護師の引き継ぎがあって、個室へ。

ベッドに寝ると、タオルがかけられ服が脱がされ、心電図、血圧計、点滴などがつけられ、素早く準備がなされる。
麻酔前に、大勢の人に囲まれて名前、生年月日、手術箇所等、間違いがないかの確認。
手術する側を上にして横向きに寝て、背中を丸めて麻酔開始。
背骨を押して針を刺す場所を確認、消毒、太い針を刺す前の麻酔を注射、最後に脊椎麻酔。

足がポカポカしてきて、へそから下の感覚がなくなってくる。
尿管入れられるかと思ってドキドキしてたけど、なしでいく模様。
へそから下の感覚がないということは、尿の感覚もない訳で…漏らさないかヒヤヒヤ。

仰向けになると、ベッドの向きが変わり手術箇所の準備が始まる。
「あと50センチ下〜」と言われても、もう感覚がなくて動けないから、持ち上げられて移動させられる虚しさ。
準備が整ったら、先生の「始めます」コールで手術開始。
時折、先生からの実況が入る。
骨を取って、洗って、ネジ入れて、腱と骨をくっつけて、洗って、縫って、ギプス巻いて…。
1時間半で手術終了。
取った骨を見たい!と言ったら近くまで持ってきて見せて下さいました。
1.5㎝くらいの外脛骨と、削った舟状骨。

手術が終わっても下半身の感覚がなくて動けないから、ベッドへの移動も持ち上げていただく。
服を着せていただき、リカバリールームに移動。
手術は無事終了。
病棟の看護師さんが、病室までベッドごと運んで下さる。

手術が終わってすぐ、待機していた母は手術室近くの部屋に呼ばれ、手術終了の報告と骨のお披露目が先生からあったらしい…。

手術終わりからお腹が空きすぎて、いつ食べれるかが知りたくて仕方ない。
麻酔が効いていて感覚はないし、苦痛なことと言っても寝すぎて腰が痛いくらい。
そんなことよりも、早くお腹を満たしたい。
帰室後2時間で飲水可、6時間で飲食可という決まりがあるらしく、ひたすら空腹に耐える。

念願の2時間経過。
カウントダウンして、すぐ水を飲む。
そうしたら、10分後に看護師さんが来て、お腹の音の確認があった。
飲水いいですよって言われたけど、もう飲んでしまっていたことはナイショ。
それと、ウイダーinゼリーが飲み物か定かではないけれど、聞くこともなく2つ飲み干したこともナイショ。
手術後のウイダー最高!

6時間経過して、からあげくんが食べたかったけれど、看護師さんからの許可がおりず。
大人しく、おにぎりを食べた。


一度もトイレと言わないのを心配して、看護師さんがトイレの心配をしてくださる。
この時、手術終了から4時間経過。
未だに臍から下の感覚はなし。
この状態でトイレに行くのは無理。
ベッド上で用を足すように言われる。
看護師さんは日常茶飯事かもしれないけど、私としてはプライドが邪魔して無理。
交渉の末、1時間の猶予を頂く。

さて、ここから1時間でいかにして感覚を戻すか。
何の根拠もないけど、とりあえず水をたくさん飲む。
痺れた状態だけど、だんだん動くようになってきた足を動かす。

手術終了から5時間後。
まだ若干痺れていたけれど、行けると言い張り、車椅子でトイレへ連れて行ってもらう。
床に足がついたかよく分からない状態だったけど、プルプルしながら無事終える。

手術終了から9時間後には、完璧に感覚が戻る。
それと同時に、痛みも始まったけど。

夜は痛みとの戦い。
骨の痛みと傷口の痛みのダブル。
一度痛くなったものは、そう簡単には0にならない。
寝れるぐらいには落ち着いて、うとうとする。
※痛み止めは、早めにお願いすることをおすすめします!

脊椎麻酔後は、あまり頭をあげないことと水分をたくさんとることで頭痛が軽減されるようです。

長くなったので、次回につづく…