自閉っコの
親であれば、親なき後のことを考えますよね。
自閉っコのお父さんは
2011年11月14日に、お空に出発しました。
当時、
自閉っコは中学3年生でした。
お父さんは
病気で入院中で、
余命宣告されてから、私が泊まり込みの看病をしていました。
自閉っコは
病気で入院していることは理解していました。
お見舞いに
行ったことはあったかと
思いますが、詳しいことは覚えていません。
お空に出発する
数ヶ月前のことから、
出発してから1年くらいのことは、記憶にムラがありまして・・・。
お父さんの容態が急変して
急ぎ来るように電話しましたが
死に目にはあえませんでした。
でも、
私はそれで良かったと思っています。
病院でパニックとか
PTSDとかで苦しまなくて済むのなら・・・。
息を引き取ったあと
病室の片付けや
病院とのやりとり、葬儀屋さんとのやりとり・・・。
私は、
多忙を極めたので
息子の様子は見ておらず、覚えていません。
お通夜やお葬式でも
私は、多忙を極めたので
息子に構っていられませんでした。
あとで
聞くところによると
号泣していたそうです。
骨を見たときには
「わっ・・・」と驚いた様子でしたが、
怖がることはありませんでした。
もう中学生だったので
パニックになることや
強いこだわりで周りの注目を集めた、ということにはなりませんでした。
忌引が終わり
学校に行き始めましたが、
ときどき荒れることがありました。
怪我をしたり、させたりと
おおごとにはなりませんでしたが
「こんな●●くん見たことない」と友達から言われたそうです。
でも
「学校に行きたくない」
とは言いませんでした。
そうこうしているウチに
冬休みがきたので
いいインターバルだったと思います。
3学期からは
荒れることなく通うことが出来ました。
家では
お父さんを思い出して泣くことは、ありません。
(今まで、人が恋しくて泣いたことはありません)
ただ一度だけ、
「象の背中」という動画を見て
ウルウルしていました。
お父さん象が
妻と子どもたちを置いて
永遠に旅立つ、という無声ショートムービーです。
お別れしたときのことを
思い出したんでしょうね。
お父さんのことを
忘れたわけではなく
いつも胸にいる、と教えてくれたことがあります。
それは、
私と同じです。
人との信頼関係は
非自閉の人みたいに築けないけど
息子は息子なりに、人を愛せるようです^^
どのように
受け止めているかは
本人でないと、分かりません。
でも、
今日も自閉っコ道を、
堂々と歩んで行っていることは確かです^^
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