ブックフェアの最終日、私はボランティアに入っていた。この学校の親の関心のなさは本当にびっくりで、私以外にボランティアに入っているのはPTAの役員のみ。。。今日は2回めで、娘は「ピッってやつやつお手伝いするの〜」と大いに乗り気だったので、一緒にレジに入っていた。
1時から3時までの予定で、最初は、下校前の親子がたくさん押しかけるけど、30分もすればほとんどいなくなる。2時位には本当にひともまばらで、アフタースクールプログラムの指導員が、子供を連れて買い物に来ていた。娘のクラスの女の子も、買いたいものがあって、でもタックスを入れると予算を超えてしまい、また選びに戻る。最終的にPTAの役員の一人が1ドルをあげてなんとか購入。
その子達が帰ったあとに起こった。
アフリカン・アメリカンの女の子と男の子が一人ずついて、男の子は本を手に持っていた。でもレシートがないのはおかしいなー?と思いながら、注視するわけでもなく、ぼんやりみていたら、歩いて出口に行きがてら、机の上にあった鍵付きのノートをぱっと取った。そのまま出口へ。
出口で立ち止まり、こっちをみる。そしてそのまま出てしまった。
私はとっさに声をかけれず、しっかり見ていなかったから、本当に取ったかどうかもわからない。でもとりあえずすぐにPTA役員に報告。彼女がすぐに廊下に出ると、目の前にその二人がいた。
彼女が影になって見えなかったけど、声をかけたけど逃げてしまったようで、あとを追いかけていった。
しばらくしてそのノートを手に戻ってきた。詳しく聞いてみると、盗ったとは認めなかったらしい。お父さんから20ドルもらってこの2冊を買った。でもその2冊の合計額は20ドルを超える。それを指摘すると昨日買った、という。でも彼女も証拠がないし、そこまで追求できなかったので、とりあえずノートだけは取り戻してきた、でも彼のお父さんと話す、と言っていた。彼女は3人子供がいるので、その子達のこともその親のこともよく知っているみたいだったので任せることに。
でもあんなに人気のない時間にあんなふうに大胆に盗るなんて、本当に欲しいっていうよりも、注意を引きたかったのかな?バレる嘘ばかりだし。盗ったのも女の子用の鍵付きノート。男の子用のもあるのに。
その一方で、セキュリティはゆるゆるだったのは確か。入り口は2つあり、ボランティアは最小限。レシートのチェックもなし。去年の学校は入り口一つだけどレシートチェックがあって、買ったものは再び持っての入室禁止、バックパックやジャンパーを着て入るのも禁止、となかなか厳しかった。PTA役員にレシートチェックの提案をしたら、あー!いいアイデアね!って感じだったので、今までやったこともなかったのだと思う。
なんか嫌なものみちゃったなー。彼が最後に立ち止まって一瞬こっちを見たのが、ずっと残像のように残っている。