日曜日だというのに、学校で新入生のためのオリエンテーションとピクニックがあるそうで、家族で参加した。夫は結局、去年の学校は一度も行かないまま終わり。。。今回は学校の様子を見ておいて欲しかったし、少し自宅から遠くなるので、何かのときにお迎えに行ってもらわねばならないこともあるかもしれないと思って、参加を要請した。
路駐せねばならず、日曜日のそのあたりの路駐状況がわからなかったので、遠くに止めて歩いていく。学校の正門?は、インターフォンを押して鍵を開けてもらうのだが、今日は誰も開けてくれない。ちょうど他の親子が来たので、聞いてみたら、その人がまた駐車場にいた人に、「Excuse me~! How can we get in?」と大声で聞いてくれて、私たちもその人たちについて行き、無事学校内に入れた。
講堂に行ったらもう始まるところで、子どもたちが舞台上に並んでいる。娘は最初は私達と座っていたが、どうやら子供は舞台上に行くらしく、娘は一人で舞台上まで行った。一人ひとりに鉛筆一本と、花の種をくれた。キンダーらしき年齢の子から、大きい子は3年生くらいの子まで様々。アジア人は娘一人だったけど。
校長先生が色々話をしてくれた。制服のこと、登校時のこと、ランチタイムのこと、などなど。全部紙に書いてあることだったけど、こうして時間をとってオリエンテーションをしてくれるのは、親の不安を軽減するし、親切だなと思った。去年の学校は本当に当日まで何もなかったので。
途中、こどもたちがもぞもぞしてきたので、先生が5人くらいずつグループに分け、「自己紹介したり話ししたりして」と言って、子どもたち同士で話をすることを促していた。元々英語はあまり喋れず、夏は思いっきり日本で過ごした娘にとって、英語は忘れてしまった言語。果たして話しできるのか、と思ったら、先程の正門で一緒だった女の子と、一番大きい3年生位の女の子が同じグループで、二人が一生懸命、娘の言うことに耳を傾けてくれていて、娘も一生懸命話していた。オリエンテーションが終わった後に「友達が二人できた」と言っていたので、楽しく話せたんだと思う。
オリエンテーション後は校庭にでたら、いつものBBQ。ハンバーガーかホットドッグ。娘は遊びたがっていたので、まずは遊ばせて、私は年間を通しての行事のボランティアにサインナップした。その後、一緒にお昼ごはん。夫はいつも食べないのだが、今回は食べると言うので、ハンバーガーとホットドッグを一つずつとって、選んでもらった。サラダも用意してあってびっくり。ケールのサラダとほうれん草のサラダの二種類があった。
お昼ごはんを食べてから、PTAのテントに行って色々説明を聞いた。
前の学校はParents Centerというのがあって、仕切っている人が一人おり、その人は学校に雇われて給料を支払われていた。その人の子供もその学校に在籍している。父兄で時間のある人がそこに集まって、学校の行事のお手伝いをしましょう、という感じであった。予算などなく(たぶん)、明確な組織ではなかった。しかしその分、自由度も高く、楽しいことも多かった。
それに対してPTAはPTA会費を父兄から徴収し、その一部はPTA連盟みたいなところに行くとのこと。予算も1000万円単位であって、イベントとかレクリエーションはPTA企画でやるとのこと。前の学校にもあった、SSC(School Site Committee)やELAC(English Learner Advisory Committee)もあるけど、それはあくまでも学校の組織でPTAとは別ものとのことだった。
ちなみにその質問をした人は、PTAとSSCと、両方Board Memberだと言っていた。1年生、3年生、4年生に子供がいて、1年生の男の子は娘とは違うクラスだったけど、とても感じのいい人だったので、仲良くなれたら良いな〜。私が名乗ったら(典型的な日本人の名前なので)、すぐに日本人だと分かってくれた。
そして、学校のTシャツを購入。毎週金曜日と、フィールドトリップでは使うTシャツ。デザインも可愛いと思う。
その頃、日本人の友達がやってきたので、合流した。同い年の娘がいて、3才のときにうちの娘と同じ日系幼稚園に通っていて、クラスは違ったけど、その後も時折遊んでいた。マグネットの学校を見学するようになって、いい学校と聞いていたので見学に行き、結果よかったので申し込むことにした、という経緯。
クラスはすでにわかっていたけど、張り出されていたので一緒に見に行った。同じクラス。
TK、キンダーで4クラス、1年生3クラス、2−5年生は2クラスで全部で350人くらいの小さな学校。小さな学校が好きなのでここにしたのではあるが。1年生は1クラス増えているので、たくさん申し込みがあったのかもしれない。
娘の担任は、名字を検索すると、どうやら韓国系アメリカ人のようだけど、実際にはわからない。友達情報によると今まで担任を持ったことがないとのことで、でも同じラストネームなら一人いて、もしその人なら、元々マグネット関連のマネジメントをしているすらっとした美人の先生だよ、とのこと。そういえば手続きに行った時に、English Learnerの関連の人と話して、その人がそんな感じだった。たぶんその人かなと。
友達のランチの間、おしゃべりしてたら、隣にたくさん制服が並んでいたので、見に行ってみた。お古がならんでいて、上下それぞれ1着まではタダでもらえるとのこと。それ以上は1着につき、1ドルの寄付。うちはもう制服はすべて用意していたが、スカートと白いポロシャツが心もとないなと思っていて、両方あったのでもらった。
さらに、もう一度、販売しているTシャツのところを見ていたら、xsサイズの白いポロシャツで学校のロゴ入りのもあり、最後の一枚だったので、それも買うことにした。Tシャツ、ポロシャツ、ともに1枚10ドル。これだけあればどうにかいけるはず。
この会の間、一番働いているのは校長先生であった。ゴミ箱を押してゴミを集め、生徒一人ひとりに声をかけ、新入生の父兄にも。私がPTAの人と話している時に、校長先生は娘と夫のところに来て話しかけているのを目撃した。後で聞いたら、「もう一家族、日本人がいるのよ、紹介するわね」と言って、友達を紹介しようとしてくれたらしい。
夫は、比較対象がないのでわからないが、校長先生が素晴らしかったので、いい学校に思える、とのこと。やっぱり校長先生だよなーと思った出来事だった。
家に帰って、制服に名前の札を付けていった。火曜日から学校が始まるのが楽しみ。