学校の給食事情とLow-incomeの割合 | アメリカ→日本の転校

アメリカ→日本の転校

2013年LA生まれの娘
2018年8月〜地元のキンダー
2019年8月〜マグネット校の1年生
アメリカの学校の知らないこと、驚いたことを書き綴っていましたが、2021年7月、日本に本帰国しました。
これからはアメリカ→日本の転校について書いていきます。

うちの学校はLow-incomeの家庭の割合が多い。greatschools.orgでうちの学校を見てみると、74%がLow-incomeだそう。Low-incomeは、ランチがフリーになるか、割引される家庭のことらしい。

 

とあるサイトによると、フリーor割引きになる収入は以下の通り。

 

たとえば4人家族だと、年収が$46,435(約500万円)以下だということが条件。なので家族の人数にもよるが、とにかくこの表+α(フードスタンプをもらっている家庭など)に当てはまる家庭が74%あるということ。


LAUSDは朝ごはんを教室で食べるBreakfast In The Classroom (BIC)というものがある。全員無料。最初聞いたときはびっくりした。でもそれは、それだけ朝ごはんを食べれない/食べてこない子どもたちがいるからなのかな。今日はフレンチトーストで、これは皆大好きみたいで、ほぼ全員が欲しいと手を上げていた。朝ごはんを食べてきた我が娘も。。。皆が嫌いなものもあるらしい。

 

そしてランチ。ランチは有料だけど、フリーになったり割引になったりする子たちはいる。満額で3ドル、インターナショナルは満額払わなければならないと聞いた。これは以前にもブログに書いたけど、うちは以前、勝手にカフェテリアに行って購入してしまった時に、こんこんと言い聞かせたので、娘が勝手にカフェテリアに買いに行くことはもうない。

 

そして放課後にHot Supper Mealsというものがある。これはLAUSD内のすべての学校ではないらしいが、これからどんどん参加している学校を増やしていきたいらしい。これはアフタースクールプログラムに参加している子どもたちだけではなく、親と一緒に家に帰る子でも、その学校の在校生ではなくても、小さな妹弟も、迎えに来たお兄ちゃんお姉ちゃんも、とにかく18歳以下なら誰でももらえる。

 

でもルールがあって、必ず学校内で食べなければならないこと、また、親は決して食べてはいけないということ、家に持ち帰ってはいけないこと。そしてなぜか必ず、ピックアップタイムの10分後から配られ始める。それ以前に配っては駄目らしく、きっちり時計をみて配り始める。

 

でもアフタースクールの子たちをみていると、もらったものをそのままゴミ箱に捨てたりしている。好きじゃないメニューだったら、持って帰れないし、食べたくないしで捨ててるみたい。メニューもピザとか、チーズパンとか、カロリーの高いものが多く、毎日食べてたら太りそう。申し訳程度に、人参とかセロリが付いてきたりするけど、正直全然美味しそうじゃない。

 

一応すべてメニューが決まっていて、事前に見ることができるので、好きなものがある日だけもらったり買ったりできる。うちの子は見ずにもらってるけど。。。そしてもったいない精神の強い私としては、嫌いだからといって捨てるのにすごく抵抗があり、こんなにポイポイ捨てるっていうのも教育的にどうなのかなと思う。

 

普段は特に、low-incomeかそうじゃないかが気になることはない。だが、娘のクラスに初日から気になる子がいて、ボロボロですごく汚れたバッグパックを持っていて、しかも中は何も入っていない。休憩時間のお菓子も。その子は何度かバッグパックが変わったけど、いつもボロボロ。だが最近新品になった。そしたら朝、見せにきて「新しいバッグパックなの!」というので「いいねえ。どこで買ったの?」と聞いたら、「Ms. xxxが買ってくれたの!」という。その先生は1年生の先生なのだけど。そして今日は筆箱を見せにきて、同じ先生からもらったと。バックパックとお揃いだった。そして「私、初めて筆箱買ってもらったの!今まで持ってなかったの!」と嬉しそうにいうのを見て、普段気づかないけど、確実にそこにあるものを感じてしまった。