ある本にあったコンピテンシーのレベルです。
レベル1 受動行動
人から指示されるのを待って、言われたこと
をその通りに実行した。
または、自分がやらなくてはならない状況に
追い込まれたから仕方なくやった。
主体性や思考の一貫性が感じられない、その
場しのぎの行動です。
レベル2 通常行動
「この状況なら誰でもそうするだろう」とい
う行動を、やるべき時に行えるレベル。
必要最低限の行動を過不足なく行えますが、
独自の意図は見られない、普通レベルの行動
です。
レベル3 能動・主体的行動
ある状況において、複数の策のなかから自分
の意思で最善策を選び、実行できるレベルで
す。
決められたルールのなかで、よりよい成果を
出すために何をすればいいのかを考えて選び
、実行できます。
とった行動の背景には、自分なりの意図や判
断基準があります。
レベル4 創造、課題解決行動
状況に即した判断から一段上がり、独創的な
アイデアを出し、状況を改善していけるレベ
ルです。
創意工夫や状況改善を自ら進んで行い、PD
CAサイクルを回して、より高い成果を生み
出せます。
レベル5 パラダイム転換行動
斬新な視点で既成概念を覆すアイデアを出せ
て、より望ましい新たな状況を作り出してい
けるレベルです。
ゼロから価値を生み出すことを期待できます。
これを見て、やはり企業や、組織はレベル4
やレベル5を求めていると思う。
主体性や課題への問題意識や創造力が最高の
ものとして求められていよう。
ただ、これらの能力などを持つためには不断
の努力と、この能力を鍛え上げる行為の連続
が必要である。