転機に活かしたいもの | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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無職の時には人は浮遊感と不安定感などに支

配される。

そして将来の生活の不安が大きなストレスと

なる。

しかし、これらを逃れようとしてガムシャラ

な行動をするだけでは成功は難しいことが多

い。

では、どうするべきなのか?

答えのひとつは、ナンシー・シュロスバーグ

(米国メリーランド大学名誉教授,教育学博

士)の理論にある転機を乗り越えるために役

立つ方策にある。

転機に当たり、それをうまく乗り越えられな

いと精神的に落ち込んだり、場合によっては

病気になったりする可能性も高い。

シュロスバーグは、この転機に対処するノウ

ハウを体系化した。

転機に直面した時に、転機がもたらす変化を

乗り切るために利用できる力を「リソース」

と呼び、4つの「リソース」(状況、自分自身

、支援、戦略)の点検と活用を勧めている。

一方、私事で恐縮だがリストラにあうという

偶然の機会がなければ、多分、いち企業の管

理職として企業の利益達成という目標を追い

かけて職業人生を終わったであろう。

偶然の機会が、また人との繋がりが人生を幅

広いものにしてくれたことには今でも感謝し

ている。

当然、転機にはいろいろな苦難も経験したが

、自分の帰属する世界を広げ深めてくれた絶

好の機会だったと、今は思える。

無職で浮遊感と不安定感に苛まれている方々

には、シュロスバーグの理論を参考にしてほ

しいものだ。