無駄使いも重要な場合がある。それで成り立
つ産業があり、そこに属する従業員の消費が
経済を富ます部分もある。
例えば、社会の成熟化にともない起こるサー
ビス業の興隆。
これの中には、多くの無駄が含まれる。
また、それに伴う遊民の誕生やモラトリアム
の弊害なども問題視される。
無駄の排除は社会から潤いを奪い、ギスギス
したものに変えてしまうであろう。
一方、現代の成熟した経済社会および環境問
題の顕在化により、なるべく無駄のない生活
が望まれている。
限界あるエネルギーの活用のためにも、エコ
で過剰なものの生産に頼らない生活が求めら
れている。