いま若年者支援の場で公的なもの、民間のも
のを問わずセミナーで断片的な短時間でノウ
ハウを伝えようとするものが増え続けている
ような気がしてならない。
例えばメイクの講座。
確かに面接での第1印象は重要。
しかし印象は顔の造りだけでは無い。
表情、言葉つき、態度、服装等々が影響する
訳であり、更に問題なのは面接は第1印象の
みが決定要素ではない、ということ。
もっと重要なのは、質疑応答の内容になろう。
最近の面接で「コンピテンシー面接」が主流
になっていることが、それを証明している。
過去に仕事の半分近くが面接対策だった時期
がある。
その時に面接官として質問し、ある答えがあ
って、それの追加質問に答えられた人は半分
もいなかった。
これでは「コンピテンシー面接」には耐えら
れない。
質疑応答の練習の反復で鍛えておく必要があ
る。
こうした準備はメイク講座並みの軽ノリでは
準備は出来ない。
こういう側面をしっかり伝えながらのセミナ
ーを行ってほしいものだ。