「バンド活動をしているが」その2 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

過去のブログより。

 

 

バンド活動をしているが、将来バンドで生活

するか、一般の就職で生活するかで迷ってい

る学生の面談を実施しました。

 

クライエントの現状は・・・・・

貧困家庭で妹が高校生で経済的に家計を支え

ていかなければならない状況。

バンド活動もオーディションや投稿などを積

極的にやっていないので、今後生活の糧とな

るか不明。

 

カウンセリングのポイントは次のようなもの

○バンド活動を生活の糧とすることも検討し

ているので、まず具体的なバンド活動の内容

を把握する。

○家族構成、家庭環境を詳しく聴き、本人の

家庭内での経済的な役割を明確にする。

○希望する職業や業種を明確にし、余暇時間

の確保の可否の可能性を明確にする。

 

カウンセリング後の変化

バンド活動の生活のめどのなさに「気づき」、

当面の生活費の確保のため就職活動を行う重

要性を認識した。

早速、学校で求人情報の閲覧を開始した。

 

 

高校生の進路相談の場では、こういう一度き

りの相談も高校の希望により行われている。

この時にカウンセラーに必要なのは一回でも

答えを出すという瞬発力と真剣さだが、本来

のカウンセリングの効果性からみて一回きり

ではなく最低数回の機会を設ける必要は高い。

これは、運営側の認識の向上を待つしかない

であろう。