あるブログの記事より。
60代後半のT氏は、3年ほど前に定年になっ
た。
久しぶりに居酒屋で会うと、何だかションボリ
している。
「いやー、定年直後の1年間はのんびりして、
それから何か始めようと思っていたけれど、休
んでいる間に走り方を忘れてしまったよ」と自
嘲気味に笑う。大手企業でバリバリと仕事をこ
なし、いつもスタッフを引き連れ、飲み屋で熱
く語っていた人だ。
そんな彼は「ゆっくりしないで、そのまま走れ
ばよかった」と言う。だから、定年後も休もう
と思わず、走り続けた方がいいなどと、後輩た
ちにアドバイスしている。
「好きなことで社会とつながっていたいと思っ
たけれど、好きなことがわからなくなった」と
も。それまで趣味で楽しんでいたことが、自由
な時間ができると色あせてしまうこともあるよ
うだ。
分かるような気がする。こういう感じの同年代
の男達は数限りなくいるであろう。なにせ団塊
の世代なんだから。
前にも書いたが、これに対処する方法は3つあ
ることは前に書いた。まず、ボランティア活動、
次に社会貢献の団体への参加、もう一つの方法はアル
バイト収入を得ながら自分の特技を活かす方法。
どれも収入を得るか、費用が極小で可能なものだ。
趣味も良いが、それ以外の「生きがい」「やりがい」
を並行して持つことが重要だと考える。