ネットを媒介に企業が仕事を発注し、不特定多数の個人が
働く「クラウドソーシング」が拡大している。
一方、働く場所を限定しない「ノマド」も人手不足への対
応策となる可能性があるものといえよう。
「ノマド」も「クラウドソーシング」も意味は違うが、場
所を固定せずに働くという枠組みで考えれば同じともいえ
よう。
現代ではインターネットを媒介にした、こうした自由な「
場」での仕事が可能となった訳だ。
ただ、注意しなければならないことは、この自由が勝手、
気ままという意味だけの自由ではないことをきちんと理解
しておくべきだ、ということ。
自由は大多数の競争相手を生み出すということを認識して
置かなければならない。
例えば、オーディションだが人気の演目のものには何百、
何千という応募者が居て実際のオーディションも数十人の
レベルで行われることはザラだという。
企業が仕事をかなり自由に発注して、それへの競争状況は
熾烈なものになることは必定だ。
ここのところが理解できないと、この自由は享受できない。
つまり低レベルでただ楽な仕事は世の中に多くはない。
この世界で長期的に生き残れるのは、絶えず勉強をし、感
性を磨き、スキルアップをしている人々だということ。
楽な仕事の対価は、いつも安いということを肝に銘じたほ
うが良い。