自分らしくあるとはどういうことであろうか?このこ
とのためには自分らしいとは何かをよく知らなければ
ならないであろう。
つまり、自己理解なしにはこのことは成り立たない。
そして、そのうえで「らしさ」に反することをしない
ことも同時に成り立たせなければならない。
後者は結構難しい。
例えば自分のことを良く知ったとして、それにふさわ
しい道や職業を探していくのは当然のことだ。
自分が外向的で能動的で積極的であれば、それにふさ
わしいであろう営業職や外交や交渉力を必要とされる
仕事を求めていくのがマッチしている。
一方、内向的で受動的で消極的な人は上記の職業には
向かない筈だ。
従って「自分らしさ」を感覚的にでも知っておくこと
は不可欠なことだ。
そして「らしく」生きていく訳だが、その「らしさ」
に反することをしないのにはかなりの困難を伴う。
営業職でも内向的な事務的職業をこなしたり、社命や
上司の命令に従うという受動的なものもこなさなけれ
ばならない。
「らしさ」だけでも生きていけないのは当然のことで
あるが出来うるならば「らしく」ありたいものだ。