カウンセリングとは 2 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

ある組織でキャリア・カウンセラーの勉強をしていた時の

ことです。

持っていた資格の上級資格の受験対策講座が行われました。

自分だけで試験を突破する自信がなかったので、それを受

けることにしました。

指導者とロールプレイをしましたが、それは10分と続き

ませんでした。

途中でロールプレイを止められて、こんなことを言われま

した。

あなたの今のロールプレイは質問の量が少ない。

そして状況の把握が不完全なままに次に進もうとした。

そして、最後の数分は早すぎるアドバイスに入った。

そして、それが相手の理解もないままに更にしそうだった

ので中止したのだ。

最初は何故、途中で止められたのか理解できなかったので

すが、後でよく分かってきました。

キャリア・カウンセリングでは聞くことに遠慮がある必要

はなく、相当に突っ込んだことも聞いておく必要が高い、

ということが理解できたのです。

例えば、失業した時に貯金があるのか、自分の収入だけで

生活可能なのか、家族構成は、居住地の賃金状況は等々

、お金に関わることでもカナリ深く状況把握しなければな

らない、というのが指導者のその時の話だったように記憶

しています。

これはお金だけではなく、本人の希望や能力の把握やその

時の状況(就活であれば準備の段階のどこにいるのかなど)

把握やこまごまとした状況把握に乗っ取った情報共有から

の本音の引き出しというカウンセリングの本質の理解に基

づく実施に関わることに、気づかされました。

そして相当な時間を質問をし続けたのちに本音の確認、方

策の提示に向かうことを知ったのです。

これは短時間のロープレでは普通難しい、大きな収穫だっ

たと今にして思います。

つまり、スーパバイズはいつも必要だということです。