あるブログからの抜粋です。
カウンセリングという仕事柄、
言葉を通して会話するわけですが、
「言葉」って美しい表現方法の一方で、
意図と背景を理解しないと、時折、
「言葉」だけが先走り、理解を邪魔する。
とはいえ、行間を読みあう文化も好きだし、
でもはっきり伝えないとわからないこともあるし。
小さい頃から、詩とか短歌が好きなんだけれど、
その面白さは、イマジネーションを働かせて
表現された世界観を味わう楽しさ。
行間も含めて言葉と態度と表情と、
存在全体でコミュニケーションできる人でありたい
なぁ。
カウンセリングをする上で、
すごく大事にしていることの1つです。
「言葉」だけが先走り、理解を邪魔する。この部分
にこの人のカウンセラーとしての深さを感じます。
というのも、受容、共感で相手の理解に努めるのが
カウンセラーの基本動作だと思うし、相手のことを
深く理解しようとすれば、まずは聴きに徹する必要
があります。
自分の「言葉」に酔っている人間を偶に見ます。
カウンセリングの神髄は質問を通して、相手の「気
づき」を促すことだ、ということを忘れて夢中にな
って話しまくっている人間を山ほど見てきました。
こうした現象を食い止めるには、その人間に自らの
カウンセリングの根本的な欠陥に「気づき」を促す
、スーパバイズの機会を増やして多くの人に与える
ことしかないのです。
こうしたスーパバイズを増やしていきたいものです。