現代は社会資本を活用しての社会活動の芽は無数にある
と 言っても過言ではないでしょう。
その社会活動のための一つの方法は「パラレルキャリア」
を持つことです。
この考えはドラッカーがその著書の中で提唱したといわ
れ、簡単に言えば二つの仕事を持つことです。
私は過去に生活のためにはサラリーマンをしながら、ラ
イフワークの基盤としてNPOの理事長をやってきまし
た。
ふたつの仕事はふたつとも「キャリアカウンセラー」に
関するものでさほど苦にならずに継続できました。
そして二つの立場は私には様々な経験の巾を与えてくれ
自分なりのセカンドライフの方向性を確立させてくれま
した。
当たり前ですが二つの立場を実現するには犠牲もともな
います。
例えば、自分の保有する時間のうち収入を得るために必
要な時間と社会活動に割く時間の並立は、中々に重たい
ものでもあります。
活動メンバーの中には、このことを自分優先でうまく切
抜けた器用な人もおりました。
また、活動の資金も累積するとかなりの額になりました。
収入のある仕事とのダブルワークでなければ出来なかっ
たと感じています。
このことを理由に活動を辞めてしまったメンバーもかな
りの数に上ります。
しかし、それは時間が経過してみると自分にとっては、
重大な損失ではなく、今も自分に行動の継続への勇気を
与えてくれるのに役立つ先行投資のようなものだったと
考えています。
これまでは充分に幸せな時間だったし、これからも出来
るだけ、この幸せを持続したいと思っています。