キャリア・カウンセラーの自己研鑽 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

キャリア・カウンセラーという仕事にはバランス感覚が

欠かせないと考える。

キャリア・コンサルタントという言葉があるように方向

性を示唆する必要性がある反面、カウンセラーという受

容、共感が欠かせないサポーターの部分も重要。

私は後者の重要性をより感じながら仕事をしている。

コンサルタントの職務遂行には、相談者の能力把握やそ

の分析が欠かせない。これは若年者の支援の時に相手の

経歴や能力への分析やその内容把握が容易(当たり前だ

が中高年に比し内容が乏しいことが多い)で、その上で

の進路設定もどちらかと言えば単純なことに慣れると、

中高年の複雑な経歴や能力の分析、把握が難しくなって

いくことと相関する。

つまり、せんじ詰めれば、簡単な日常は、より高度な業

務の遂行にとっては害悪になるということであろう。

こういう状況を食い止めるのは、個人の良識ある判断で

の自己啓発しかないのではなかろうか。

現状に甘んじて、向上心を失ったものを「ゆでガエル」

とか「野がも」とかいう。

また、相手が若年(つまり自分よりはるかに年下)だか

らと言って、上から目線で指導、教唆に慣れた存在には

何をか言わんやと感ずる。

カウンセラーという受容、共感が欠かせないサポーター

の部分を失った存在は、今後の厳しい競争状況では生き

残るのは困難だと思われる。

これらの今後に必要な能力の維持、向上に不可欠なのは

自己研鑽であるが、同時に必要なことが「仲間」との研

鑽だと思われる。

間違っても孤立した「ゆでガエル」とか「野がも」にな

らないことだ。