いよいよ6月から大学生の試験・面接が開始されます。
そこで、遅きに失するのですが「コンピテンシー面接
」について書いておきたいと思います。
最近の面接では、この「コンピテンシー面接」が主流
になりつつあると言われていますので。
コンピテンシー面接では成果達成に至った行動を時系
列で質問し、その意図や効果を確認していくのが一般
的です。
質問により面接者の関与度合いを確認し行動評価の正確
性を高めるという手法で、最近の面接では多くの企業で
取り入れ始めていると言われています。
具体的にいうと、過去の体験や実績について、色々質問
をして、内容を具体的に把握していく面接手法です。
仕事を行っていくうえで、大切なのは、結果を出すこと
はもちろんなのですが、「たまたま運が良くて結果が出
たのか?」それとも「継続的に結果を出せるのか?」な
ど、その人の行動特性から判断をする面接でもあります。
この面接を成功させるためには、従来の成果の披瀝に留
まらず、その成果に結びつけた行動や行動の目的や理由
をしっかりと語れるレベルで用意しておくことが必要で
す。
煎じ詰めるといつもの面接に加えて、かなりの量のツッ
コミがあり、しつこく「なぜ」「どんなふうに」「その
目的は」「具体的に今の事を説明して」「どんなメンバ
ーで」等々の質問が繰り広げられると考えてください。
なので、これらのツッコミ質問を想定しながら回答を準
備しておくことが唯一の解決策となる訳です。
ですから、従来ある「想定問答」のレベルの一段上の複
雑な質問を想定しながら回答を準備する必要があるので
す。
余談になりますが過去に公務員志望の学生の面接トレー
ニングである地方都市の福祉関連の業務希望の学生に学
校で学んだ福祉の具体的な内容や今後入所してからの希
望業務や部署、その業務と学んだこととの関連や貢献す
るにあたって活かせる知識などのツッコミ質問をした時
に、しどろもどろになりかなり困惑した様子だったこと
を思い出します。
このような状況は、少し観点は違うかもしれませんが「
コンピテンシー面接」や、それのアレンジ版の面接を想
定していないことから生まれるに違いありません。
是非、従来ある「想定問答」のレベルの一段上の複雑な
質問を想定しながら回答を準備して面接に臨んでくださ
い。