過去のブログより。
最近、シニア向けの生活講座(場合によっては終活講座)
が目立つようになってきた。
つまり、老後の生きがいをどう持ちかつ作り出していくか
のアドバイス講座のようなものである。
世にこのようなことが喧伝されるということは、このよう
なニーズを持つシニア世代が満ち溢れつつあるのであろう。
以前にも書いたが、退職後の自由時間は10万時間で社会人
としての仕事時間に匹敵する。
趣味や簡単なボランティアだけでは使いきれないと感じてい
る(あるいは感じ始めている)65歳以上は数限りないので
はなかろうか。
そこで繰り返して提案するのだが少しボリュームのあるボラ
ンティアや社会活動(あるいは何かのサークル)に参加して
みてはどうだろうか。
もちろん今までにできなかった趣味に没頭するもよし。
それ以外に並行してひとつふたつ上記のことを行うのはどう
だろう。
多分、私は平均的な年金受給者だと思うが、月5000円や
10000円の社会貢献資金は確保できる。
これでできる社会活動は存在し、かつ過去に数年間継続して
きもした。
これからは趣味との併存も志向している。
それぐらい10万時間は膨大な時間なのである。
毎日、新聞・テレビを見て本を読んでいるくらいでは費やし
きれないのだ。
何かに参加するように、まずリサーチしてみてはどうであろ
うか。
2025問題からすると、あと10年以内に日本は超高齢国
家になる。75歳以上は人によっては寝たきりになる可能性
もあるし、自分も必ずしも例外とは限らない。
そうすると自分がぴんぴんして活躍できるのは10年程度で
あろう。
この10年は極めて貴重な時間だ。
後悔のないように、そして毎日が充実しているように過ごす
べきだ。最近思うことは、時間の自由度がリタイア前と比し
て格段に上がったことだ。
生きるため、生活のために費やす時間は限らなく減って時間
を自由に配分できる。一日、出かけたら何をするかを含めて
自由に時間が使える(毎日がそうとは言えないが)、この幸
福は「リタイアの後」でなければ味わえない、と感じている
のは私だけではないであろう。