リンダ・グラットンの「ライフ・シフト」には人生百
年時代の生き方に必要なことが語られている。
この「ライフ・シフト」に関するあるブログからの抜
粋です。
これからを生きる私たちは、長寿化の進行により、10
0年以上生きる時代、すなわち100年ライフを過ごす
こととなる。
新しい人生の節目と転機が出現し、「教育→仕事→引退」
という人生から、「マルチステージ」の人生へと様変わ
りする。
それに伴い、引退後の資金問題にとどまらず、スキル、
健康、人間関係といった「見えない資産」をどう育んで
いくかという問題に直面するというのが著者の見方だ。
ロールモデルもほとんど存在しない中で、新しい生き方
の実験が活発になることは間違いない。また、生涯を通
じて「変身」を続ける覚悟が問われると言ってもよい。
そして100年生きることを前提とした人生では、旧来
の「仕事ステージ」がマルチステージになります。
マルチステージの人生では3種類のステージが追加さ
れます。
-
エクスプローラー
-
インディペンデント・プロデューサー
-
ポートフォリオ・ワーカー
です。
そして仕事ステージと教育ステージと合わせた「5つ
のステージ」を、いったりきたりする人生になります。
①エクスプローラーは、人生の意味や自分探し、世界
を知る期間です。
例えば、旅に出たり、インターンシップをしたりする
ような期間になります。
②インディペンデント・プロデューサーは、大企業を
創業したいわけではないが、自由に働く「個人事業主
」的な働き方をする期間です。
③ポートフォリオ・ワーカーは、企業で働きながら他
の能力を磨く時期です。
例えば将来スポーツコーチに転職したいなら、休日に
サッカーコーチのボランティアをするなど、「仕事+
副業」的な働き方をする期間です。
これらは既存の「パラレルキャリア」や「テレワーク」
や「在宅勤務」や仕事を「賃金のある・なし」で差を
設けない考え方等々のフレキシブルな働き方が基本に
なっていて、働く年数が伸びれば現在のシステム以外
の多様な仕事の仕方が登場すると言っているのではな
いかと考えます。