発達障害が疑われる大学生への対応とは | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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大学への高い進学率とともに顕在化してきた問題が発

達障害が疑われる学生への対応である。

 

学力は低くはないため大学まで進学できる能力はある

が、対人でのコミュニケーション能力に難があり、就

職活動、特に面接に著しく問題がある。

 

障害の疑いを早期に発見し親・学校・障害者施設が連

携して何らかの対応を行っておけば本人の不得手とす

るところを緩和するなど、その後の就職に対してもそ

れなりの準備ができるが、いざ社会に出るときになっ

て発見されるケースも少なくなくなってきている。

 

障害に対して本人や親が自覚して必要な支援を求める

場合はまだいいが、自覚もなく認めない場合は支援の

しようもなく、ともすれば人権問題につながるため慎

重な対応が必要となる。

 

コミュニケーション能力の欠落は発達障害ほどではな

くても数パーセントのレベルで若年者の相談では現れ

る。

 

高校生では担当の教諭の親と共同しての対応、大学の

場合は本人と親の自覚と専門機関との相談と対応など

が不可欠なのではなかろうか。