ブリーフセラピー 3 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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ブリーフセラピー(Brief Therapy)とは

「短期療法」と訳されている。

ブリーフセラピーとは、期間や回数そのものを問題とし

ているというよりも、治療の「効果性や効率性を問題と

している概念」。 効果的で効率的な治療をやっていれば、

その結果、治療は短期に終わり回数も少なくなる。

根本的な理念は『解決はクライエントが持っているリソ

ース(能力・資質・資源)から出てくる。援助者の仕事

は、ただそれを引き出すことだけだ。』ということ。

この療法は実は、当時、保険対象のクライアントの保険

支払いに困った保険会社が、治療に伴う保険支払の期間

短縮の要請を精神療法の世界にしたことによって生まれ

たと言われている。

動機は不純だとしても結果的に世の中に普及することに

なったようだ。

今でも、ある調査では効果的なカウンセリング回数は1

0回前後と言われており、自分の経験でも2、3回のカ

ウンセリングで就職したような例は稀で、10回前後で

の就職決定が多かったと記憶する。

特に、個別支援をしてかなりの期間支援し続けた人達の

成功までのカウンセリング回数は10回前後が経験的に

多かったように思う。

そして、この間に成功出来ない場合は、同一のサイクル

での循環的なカウンセリングではなく数ケ月に一度の連

絡にペースダウンしたほうが効率的だったように感じて

いる。

皆さんは経験上、どう感じますか?