自己分析の手法は大きく3つくらいに分かれる。
一つはテストで行うもの。
二つ目は自分の性格や強み、弱みや価値観などを記述
し行うもの。
三つ目は他人からの評価や感想を聞き取って行うもの。
いずれの方法で行うのもやらないよりは良いが総合的
に複合して行うのが理想である。
三つ目は相談員などとの話から得られる場合もある。
相談員は多くのクライアントと接してきて大概の場合
は評価する目を持っている可能性が高い。
従って相談員の評価や感想から自己分析に結び付ける
のも有効。
テストも心理テスト(エゴグラム、YGなど)や職業
の興味、能力、志向のテスト(VRT、VPIなど)と
いろいろある。
その他のものとして自我状態の把握、分析するTA(
交流分析)、作業検査法の内田クレペリン精神検査(中
学生から成人の職業面での適性配置や性格診断)など
も活用を検討すると良い。
二つ目は自分のことを記述し行うものなのでしっかり
と考えた「自分」を確認できる。
自己分析は過去に色々な角度から研究されており、現
在はその成果として様々なテスト(アセスメント)が
存在し、自己分析関連の書籍は書店に各種存在する。
これらを活用して充分に行った方が良い。
いずれにしても「自己分析」はキャリア開発の基礎だ
から、しっかりと充分な時間をかけて取り組む必要が
ある。