コンピテンシー面接のいま | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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何故コンピテンシー面接が主流になってきつつあるか

というと、面接では、「人が人を評価する」という本

来は非常に高度なスキルが必要とされる仕事なのにも

かかわらず、残念ながら現在はしっかりとした訓練を

された面接官は少ないといわれている。

だから、実践の中で相対的に「この学生が良い」と判

断をして選んでいるのが実情。

新卒採用の場合、中途採用とは異なり、正社員として

の経験がないので、必然的に「今後どのようになって

いくのか?」という部分を中心に見て「将来の成長性」

をとらえることになる。

だから、過去の行動から未来の成長度合いを推測して

いくアプローチをする。
過去の行動から未来を推測する時に役立つのが「コン

ピテンシー面接」といわれている。

したがってコンピテンシー面接では過去の行動につい

て根掘り葉掘り聞かれる訳だ。

例えば「アルバイト先で評価をされた」と表現した場

合、その職場や仕事内容や具体的な成果や誰からの評

価か評価の結果(待遇改善の有無ほか)等々が長々と

聞かれる。

そこでの間違いや曖昧さは許されないと考えたほうが

良い。

なぜなら、ここで確認した「行動特性」でしか「将来

の成長性」は保証されないからだ。

抽象的なやる気や元気などでは、しっかりした将来像

を推し量ることなど出来ないからである。