アメリカでは、キャリア・カウンセラーは大学などの教
員、スーパバイザー、研究者、コンサルタント、政府や
地方行政機関の職員や専門職員として働き、間接的にカ
ウンセラーとしての資質や知識を社会のために活用して
いるものも少なくない、と言われている。
カウンセリング能力はコミュニケーションの成立に必要
なものであり、これを活用することで教員やコンサルタ
ント、スーパバイザ―などのコミュニケーション能力が
不可欠の仕事には重要。
また、キャリア・カウンセリングはホンネの把握から問
題の明確化⇒目標の設定⇒具体的な提案などの要素を含
み、問題の把握と課題解決が目的のプラグマティックな
手法なので、ともすれば抽象的な要素の多い解決の難し
い職業には重用される可能性が高い。
このように、職務上、カウンセラーとしての能力や資質
を活用するのは理想であろうが、そうでない場合に職業
と並行して、ボランティアなどで社会参画し活動するこ
とも現在の社会では可能。
この面でも「社会のために活用する」ということで仕事
と並行してボランティアで社会活動で活用していること
も多いのであろうと考える。