今までの経験で言うと、卒業後に未内定で相談に来る人達
には共通の傾向があると思います。
その一つは、自分の適性の見極めや方向性が定まっていない
などで自己分析や自己理解が不足なことです。
二つ目は、職業が未決定なことです。
というよりは世の中にある職業を理解できていないことです。
三つ目は、就職活動の仕方が分からないことです。
書類の書き方の勉強や面接の練習など(学校のキャリアセン
ターなどで体験できる機会があるにもかかわらず)が全くな
されていない場合が多いのです。
これらの不足を埋め合わせていくことは容易ではないと思い
ます。
しかし、就職成功者が苦労して通った道は必ず通らなければ
ならないことは自明の理です。
ですから、卒後未内定者の優先取組み事項は以下のようにな
ります。
まず、4つの理解をすることです。
・自己分析による自己理解
・環境理解、業界理解を含めた職業理解
・企業理解
・就職活動の仕方の理解
これらの理解を段階的にしていく必要があり、そしていち早
く、理解に至るような勉強や準備を開始すべきです。
これらをやり抜くのは「自分しかいない」と肝に銘じて、書
籍やネットで調べたりすべきです。
もし方法が分からない場合はキャリアカウンセラーに相談し
始め、理解を進めながら活動すると良いのです。