就職支援において必要なスキルは様々であることは、前回
述べた通りです。
カウンセリングや傾聴のスキルは言うに及ばず、応募書類
作成の基礎である、自己分析を進める時やアセスメントの
実施による方向性把握の時に、カウンセラー自身が手法を
充分に理解し、支援の経験を数多く持っていることが重要
です。
少なくともアセスメントは、YG、 VPI 、GATB、エゴグ
ラム、レディネス、クレペリン、キャリアアンカー等を自身
で実施し、その内容を充分に理解できているものを2つや3
つ持ち合わせている必要があるでしょう。
また、応募書類では自己分析時のコーディネートから履歴書
、職務経歴書、自己紹介書、エントリーシートへの落とし込
みの指導能力もなくてはなりません。
また、数多くの対象者への支援では、前述のような長い時間
をかけられない
場合のポイントを抑えた改良の能力も要るでしょう。
更に、面接対策や面接トレーニングの能力もなくてはならな
いのです。
こうして見ると、就職支援に於いては実践能力が極めて重要
な役割を持つことが分かっていただけそうです。