立葵初めて見たのは、若いというより子どもだった頃信じた自分を確かめようとした夏の日に直下に降り注ぐ太陽陽炎に歪むアスファルト跳ね返すように、赤裏切られたのが いっそ清々しいほど堂々と咲く、それはそしてまったく正しい主張だった今、粲然と咲く立葵を見るとむかし信じた自分を思い出す