ほんとうの話 | ccrocoeさんのブログ

ccrocoeさんのブログ

こころ

おもい 徒然 

向いたとき


✻ 過去詩集を差し上げます。興味ある方はご一報ください。


身体が自由な朝に
こころが自由で
だからそれは本当に自由だった

頭上をとぼけて過ぎゆく時間は
わたしに何をも強制せず

(たとえば義務、たとえば夢、たとえば痛み、たとえば涙、たとえば…)

とりあえずわたしは
それを存分、受けとめてみようと思った


此処にわたしが居る
瞳を閉じて、呼吸だけして

降ってくる、溢れてくる
上から下から左右から
膨らみ圧し寄せる時間
窒息しそうになる

巨大な風船に四方八方から攻められ
恐ろしく甘い砂糖菓子が紅茶にすっと溶ける
わたしへ消えてゆく

ああ こんなにも豊かだったな、と
思い出す

そっと眼を開けて
わたしに宿る、ときの確かな存在を握りしめ
放す




電車に乗って、となり街
ブーツの踵を直しに出掛ける
平日昼間のさっくりした車内に座り
わたしは既に自由ではなかったけれど
しあわせだった



.*゚