変わった作用機構で美白するミヤコグサ根粒エキス | 原料オタク

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ミヤコグサ根粒エキスって聞いたことがない方がほとんどだと思いますが、ミヤコグサは黄色いかわいい花を付けるマメ科の植物です。マメ科植物と聞いて皆さん思い出しませんか?昔、習った理科や生物を。そう、根粒菌と共生していて窒素を固定するということを。

マメ科植物と根粒菌は、切ってもきれない関係にあります。土壌中の根粒菌がマメ科植物の根に感染すると、根は「こぶ」のような根粒を作り、根粒菌はその中で窒素を固定して植物に供給します。植物はこの窒素を養分として利用し、かわりに光合成で作り出した炭水化物を根粒菌に提供します。(下の図参照)


図へのリンク


いまさらそんな勉強は必要ないと、お怒りの方もいらっしゃると思いますが、まぁ聞いてください。その共生によって出来た根粒から抽出したエキスなんです。

で、そのエキスには共生によって作られるレグヘモグロビン(マメ科植物のヘモグロビンという意味)というタンパク質が含まれています。ヘモグロビンといえば動物の赤血球に含まれ酸素を運ぶ役目をするタンパク質です。本題からチョットそれますが、なぜ植物の中にそんなタンパク質があるのかというと、根粒菌の窒素を固定する酵素が酸素の無い状態でしか働かないからです。つまり、レグヘモグロビンが酸素と結合して酸素の無い状態にして、酵素が働きやすいようにしているのです。

ここで、聡明な方は「ハハーン、酸素をなくすということは他の物質を酸素から守ることだから・・・抗酸化。それで、美白か!!」

半分残念。確かにその効果もあるかもしれませんが、このエキスの面白い作用機構は別にあります。

もうひとつヘモグロビンは仲の良い物質があります。一酸化窒素(NO)です。

NOが何で関係あるかというと、簡単に説明(ちゃんと説明するとスゴーく長くなる。)すると、メラニンを作るのはチロシナーゼという酵素ですが、その酵素を作るのにNOが重要な役割を担っているというわけです。

そうなんです、ミヤコグサ根粒エキスに含まれるレグヘモグロビンがNOと結合してメラニンを生成するチロシナーゼそのものを作らせないわけです。

実際にコウジ酸を比較対照にテストした結果同等の効果が確認されています。


どうです、チョット面白いでしょ。従来の美白剤はメラニンを還元したりチロシナーゼの活性を阻害したりが一般的でしたが、もっと前の段階で美白をしようという作用機構です。

ですから従来の美白剤と組み合わせると、更なる効果が期待できると思います。


ミヤコグサ根粒エキスは「W4エッセンス 」に配合されています。



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