実は今日、楽しいはずのラジコン機フライトで、初めて「身の危険」というのを感じました。
今日1日は私にとって年数回あるか無いかの自由な時間で、心おきなくフライトに専念できると喜び勇んで午前中にクラブ飛行場にモーターグライダー、午後から山へスロープ(無動力)グライダーを飛ばしに行きました。
問題は、山へ行ってから起きてしまいました。

今日、山で飛ばしたグライダーは写真の2機です。大きくて赤い主翼の方はクラブの先輩からの頂き物で、これまで温存してきて今日、初飛行でした。
この赤い機体を着陸時に背の高い草に邪魔され見失ってしまい、どうやら遠くの林の中に不時着させてしまったようです。
操縦していた山頂から機体が不時着したと見られる林に辿り着くには、急斜面の長い距離を降りて行かなければなりませんが、その間、人の背丈程に伸びた草薮を掻き分けて進まなければなりません。
更に、折しも山は日差しが強く照りつけ、気温も40℃近い高温となっており、そうした山肌を一歩一歩降りて行くだけでも息が切れて来るようでした。
林の方へ近付くにつれ草薮の背丈も高くなってきて、一気に自分の周りを草いきれに取り囲まれた瞬間。
私自身を高温と呼吸困難が襲いました。
周りは、すぐに人が駆けつけてくれるような場所ではありません。自分で助けを呼んでも、おそらく気が付いてもらえないでしょう。
私は、模型飛行機を飛ばしていて初めて「死の恐怖」に襲われました。
機体は諦め、息苦しさにパニック状態になりながら、もと来たルートを戻り始めました。しかし…今度は草薮の急斜面を登って戻らなければなりません。更なる苦しみが襲います。
フラフラになりながら、途中で立ち止まり息を何とか整えようとしますが、じっとしていると強い日差しと高温が襲って来ます。「とにかく、生きて帰りたい」その一心でよじ登って行きました。
その途中、先輩のSさんが私の機体捜索の為降りて行って下さるのを見ました。
Sさんは、一時間近くも私の機体を命がけで捜してくれました。そうした必死の捜索をして頂いたにも関わらず結局機体は見つかりませんでしたが、Sさんには本当に感謝の言葉も見つかりません。
同時に自分が情けなくて仕方ありません。私は早々に山を引き上げ帰宅しましたが、今も体に異変があり冷やし続けています。
皆さんもどうかお気を付け下さい。