・・・・・今回の家族旅行記事の最後に御紹介するのは、この風力発電所です。
先日お話した通り、宿の米山山荘と同じ敷地内にそびえ立っている一機の風車型発電機(デンマーク製)。
風車(ローター)の中心までの高さは地上30M。
風車の直径は42M。
吹き付ける日本海からの風を受けて、時にゆっくり、時に観覧車のように回っています。
風向きに合わせて、風車の向きも変わります。
「エネルギーや環境問題により多くの方々に関心を持って頂き、新エネルギーの導入や省エネルギーに向けた市民活動が広がっていくきっかけとなるよう建設した」とあります。
実際の発電量も、この一機の発電機で一般家庭200世帯分の年間消費電力をまかなうことを目標とし、地元東北電力管内に供給し続けているそうです。
この度の大震災発生よりはるか以前より存在するこの風力発電所ですが、一方でこの他にもここ柏崎市には、実は世界最大発電量と言われる原子力発電所も存在するのです。

写真中央は、風力発電所の敷地より望む原子力発電所(東京電力・柏崎刈羽原発)の姿です。
その原発は、3月の大震災時に事故を起こした福島県の原発と同じ電力会社が、やはり同じく首都圏向け電力を作る為に建設。
全部で7機ある原子炉のうち、現在停止中の原子炉は4機。稼働中の原子炉は3機ですが、そのうちの1機も明後日23日に停止予定です。
泉田裕彦(いずみだ・ひろひこ)新潟県知事は「福島第一原発の事故の原因、影響、現状全ての真相が明らかになるまで、停止中の原子炉の再稼働を認めるわけにはいかない」としています。
この度の事故は我が新潟県にとっても決して他人事ではなく、事故後説明と安全強化策を講じる為に訪れた電力会社に対しても、当然ながらここ地元住民からは厳しい意見や指摘が相次ぎました。
原発が海岸に造られる要因として、海水によって施設を冷却しやすい点がありますが、一方で本来海岸というのは常に一定の風が吹きやすい条件の場所でもあります。
こうした風力発電所を増設していく価値のある場所なのです。
・・・・・・・上越市春日山を後にした我が家は、同市大潟(旧・大潟町)の海岸にある松林のキャンプ場で昼食をとりました。
14日はこの新潟県も猛烈な暑さで、車内のエアコンをフル稼働しても涼しさが足りないほどでしたが、この松林の木陰は本当に涼しくて、海からの風もとても心地よかったのを覚えています。
この日の夜に宿で頂いた夕食も素晴らしいものでしたが、この松林の下で食べた妻手製のおにぎりも格別な味がしました。
上越市・大潟の海です。
本当に、綺麗なエメラルド色をたたえていました。
この色こそが、私の皆さんに知って頂きたい、日本海本来の色なのです。
・・・・・・・今回の我が家の家族旅行は、自宅から車で2時間足らずの、たった一泊二日の旅でした。
でも、このたった二日間足らずの旅行から受けた感慨というのは、極めて大きく深いものになりました。
それは、過去・現在・未来に通ずる「本当に大切なもの」を見つけることでした。
自分の生まれる遙か昔の人々から大切に受け継がれてきた大自然。そして精神。
自分の幼かった時に大切にしていた気持ち。
もともとは他人だったはずの二人の人間が固く結ばれるという神秘、恋人同志の絆。
そして家族の絆。
親から子へ、そしてさらに未来の世代へ受け継がなければならない、かけがえのないこの世界。
人々の暮らし。
争いの無い世界を。
美しいこの海を。
空を。
皆さんとともに確かめ合いながら、歩いていきたい。
そして、守っていきたい。
本当に大切なものを。









