昔ながらの竹ひごライト・プレーン | 風・雪・海・空。ハインケルーパーの独り言

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風・雪・海・空。


その軽やかさと勢い、風の如く。

その重きこと・染み渡ること、雪の如く。

その思慮深きこと、海の如く。

その志高きこと、空の如し。



そんなブログを目指して行きたい。


ハインケルーパーの独り言
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この竹ひご飛行機に関しては私なんぞが解説などするまでもなく、人生の大先輩のお兄様方皆さんの方がよ~く御存じでおられるかと思います。


古くは戦前より、それから昭和の復興期当時の日本の少年達が我さきにと駄菓子屋等に買い求め、一度は作って飛ばしたかと思われる「竹ひごと紙」のゴム動力機。

実は、世界的に見てもこの竹ひご機というのは唯一我が国だけの固有の模型飛行機だそうです。おそらく竹というマテリアル自体が主に日本産中心のせいだと思われますが(かの発明王エジソンも電球の材料に日本の竹を使ったのは有名な話です)。


昨年のフリー・フライト国際級模型飛行機新潟大会での宿泊温泉宿で、日本を代表するフリー・フライヤー方々と露天風呂を御一緒した際に「日本が国際試合でゴム動力機が強いのは、子供のころからライト・プレーンで鍛えられているからだ」という話になりました。

その時話に加わっていた中で私は一番ヒョッコで、他の方々はまさに昭和20~30年代に少年期をお過ごしのお兄様方。

確かにこれまでのフリー・フライト世界選手権で日本代表は、グライダー部門やエンジン機部門に比べゴム動力機部門は昔から表彰台や上位入賞が多く、ここ最近二回の世界戦でも前回は個人優勝。前々回は団体優勝を

獲得しています。その、世界を凌駕する原動力となったのが、この竹ひご機であるというのも頷けます。



ハインケルーパーの独り言
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小刀で削る。切る。糸で縛る。

工作技術の原点が、実は竹ひご機キットには凝縮されています。

IT社会に育つ現代の子供達には、なかなか経験する機会が無い作業とも言えるでしょう。


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ましてや竹ひごなど、触れる機会も無くて当然ですね。

この機体作製のポイント「竹ひご曲げ」の手法には、ロウソクの火であぶりながら曲げるとか、洗面器のお湯に浸けながら曲げるとか人それぞれのようですが、私は上写真のような陶器に熱湯を入れ、そこに竹ひごを暫く浸けてから曲げ作業に入ります。

最近、固定したハンダごてに当てながら曲げるというやり方を知りましたので、今度試してみるつもりです。



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このキットは一応「初心者向け」だそうですが、この部品点数と工作方法は前回のスチレン翼機とはやはりレベルが違います。

サイズや性能そのものに大きな差はありませんが。




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前回のベビー・フェニックスの記事では書きませんでしたが、「プロペラのバランス取り」を行います。

同梱のプロペラをシャフトに遠し、無風の場所で地面と平行に釣り合うかチェックします。

大抵はどちらかに傾きますから、沈んでいる方(重い方)の出来るだけ先端部分を少しづつサンドペーパーで削って軽くし、最終的に釣り合うようにします。

この作業をやるのとやらないとではプロペラの回転のスムーズさに大きく影響し、上昇性能も大きく違ってきます。当然獲得高度にも違いが出ます。

また滑空時の空転も軽くなることによって抵抗も減り、良いことずくめなので原則的に必ず行います。



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サンドペーパーをかけた後はザラザラになりますので、削った時より出来るだけ目の細かいサンドペーパーやコンパウンド(磨き剤)で仕上げます。

ただ、ここであんまりこするとまたバランスが変わってしまうので、ほどほどにします。

私は削った部分を、写真のような車用のプラスチック部つや出し剤で仕上げます。



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組上がった機体。

私はここから更にゴムを競技用に変え、自動落下装置(デサマライザー)を取り付け、温度や湿気の影響を受けやすい翼紙にクリア・ラッカーを薄く塗って対策し、完了させます。



初めての方には新鮮な工作の楽しみを、子供のころ親しんだ方には懐かしさを与えてくれる「竹ひごゴム動力機」ライト・プレーン。

この夏休み、お子さんやお孫さんと御一緒に楽しんでみてはいかがでしょう。