基本にかえり・・・(2)飛行編 | 風・雪・海・空。ハインケルーパーの独り言

風・雪・海・空。ハインケルーパーの独り言

風・雪・海・空。


その軽やかさと勢い、風の如く。

その重きこと・染み渡ること、雪の如く。

その思慮深きこと、海の如く。

その志高きこと、空の如し。



そんなブログを目指して行きたい。


機体が組み上がったら、まずチェック!主翼・垂直尾翼・水平尾翼が斜めや捻れたまま付いていないか確認します。不具合を見つけたら、翼か胴体をゆっくり捻りながら直します。

(下の写真のようだと合格!)

ハインケルーパーの独り言
ハインケルーパーの独り言


次に行うのは滑空テストというものです。

動力を使わずに、10m程先をめがけてそっと機体を手で飛ばします(滑空させる)。

これは、機体のバランスで重要な「前後の釣り合い」をキチンとする意味があります。

この前後のバランスが悪いままだと、機体を飛ばした時にいきなり真上を向いて墜落してしまうか、一向に上昇してくれなかったりします。


大きなラジコン機などは、手で投げるには大変ですし滑空しにくいので、このテストは行いません。

その代わり、組み立て説明書に前後重量バランスの釣り合った位置(これを重心といいます)が明記されていて、それを目標に機体を組むように指示されています。


今回のような小型機の場合、説明書に重心位置が明記されていたとしても部品そのものの重さに多少のバラツキがあり得る為、あてにならないことが多いので、こうした滑空テストによってバランスを決めるのです。

ハインケルーパーの独り言


滑空させた時に、妙に機体がもんどり打ってしまったり、真上を向こうとして落ちたり、手前にズドンと落ちてしまったりした場合は下のような調整をします。↓

ハインケルーパーの独り言
真上を向く場合は、翼台を少し後ろにずらします。

すぐに墜ちる場合は、翼台を少し前にずらします。




ハインケルーパーの独り言
めったにありませんが、翼台の移動だけでは調整しきれない場合は水平尾翼の端(エレベーターといいます)を上下させます。

真上を向こうとする場合は左右のエレベーターを少し下げ、逆に墜ちやすい場合はエレベーターを少し上げます。

(水平尾翼にはあらかじめエレベーターの切り口が刻んでありますので、カッター等で切っておくと良いでしょう)




・・・・ここで、私からゴム動力ライト・プレーンを長時間飛ばす為の一つのアドバイスです。

フリー・フライト飛行機は操縦できません。ですから、ただ真っ直ぐ飛んでいくだけとか、グルグル回り続けるだけではすぐにフライトが終わってしまいます。


そこで、「飛行パターン」を調整することが必要となります。

ベビー・フェニックスでは、決して難しいことはしません。

以下の二つだけです。↓

ハインケルーパーの独り言

これはサイド・スラストといって、わざとプロペラの軸の向きを曲げることです。

本来は回転するプロペラの反動を打ち消すという航空目的で行いますが、フリー・フライト機の場合動力の作用する方向そのものを変えてしまう為にも使います。

ライト・プレーンの場合、大抵「右」方向に、人が乗る実機等よりやや強めにプロペラ軸の方向を変えます。



ハインケルーパーの独り言
しかし、強い右サイド・スラストだけだと機体は当然ながら右に突っ込んでしまいます。

そこで今度は、垂直尾翼の端(ラダーといいます)を逆に左に少し折り曲げます。



以上の二つを行うことにより強く右方向へ曲がる力に、それを程良く打ち消して上昇力に変える左方向の修正が加わって「右上昇・左滑空」の飛行パターンが完成します。

ゴムが作動してプロペラが回っている間は右回りの螺旋を描きながら上昇を続け、上空でゴムが全てほどけると今度は左回りの螺旋を描きながらグライダーのように滑空し、ゆっくり降りてきます。

おかげで機体も自分からそれ程遠くに行かないので、大きなサーマル風にさらわれない限り機体を必死で追いかけなくても済みます。


滞空時間を増やすと同時に、自分の手元へ機体を戻すことが出来る一石二鳥の調整です。

是非試して見て下さい。



次回は最後に、このベビー・フェニックスについて皆さんにお伝えしたいことをお話します。


(続く)