大きな提灯の奥で | CHOROQ COLLECTOR’S BLOG

CHOROQ COLLECTOR’S BLOG

発足から今年で33年目のチョロQコレクターズクラブ代表が綴るブログです。ここ数年はトミカとホットホィールにハマリ中。時々韓ドラとK-popネタやハワイネタも挟みます。

東京タワーを後にして、次は浅草。
実際、浅草も詳しくはない為、途中から他の場所へ
変更する事も考えたが、やはり外国人には浅草のような、
大きな寺がある場所の方が良さそうだと考え、
そのまま浅草方面へ移動した。

普段乗らない地下鉄の路線図を追いながら、なんとか浅草へ到着。
着いたのはいいが、今度はどこへ行けばいいのか良く判らない。
とりあえず、まずは浅草寺だ。
ここで楽しめる事は境内に向かう途中の仲見世散策だろうと思い、
雷門の前へ向かった。雷門の大きな提灯と風神雷神像を友人に見せ、
さぞ驚くだろうと思っていたら、特に反応はない。
イタリア人には提灯が何なのか解らなかったらしい。
ただの大きな物体にしか見えないのだろう。
一応名所ではあるので、正面に立たせ記念写真は撮っておいた。

仲見世には、多くの外国人が歩いている。
やはり東京観光には外せない場所のようだ。
土産やお菓子の店が、寺町らしく碁盤目のように並んでいる。
滅多に来ない所なだけに、自分も楽しくなり始めていた。
友人にとっても目新しい物ばかりで、見るだけでも満足しそうだ。

少しずつ歩きながら見ていると、やはりここにも玩具店が数軒あった。
先程の事もあるので、一応注意深くチェックしてみた。

こんな混雑した所で友人と別行動する訳にはいかず、
彼は僕の見てまわる店にもついて来ていたが、不思議そうに見ている。

「誰の物を探しているの?」という内容の質問をしてきたので
「自分のだよ」と答えた。
「何を探しているの?」との質問には、東京タワーで購入した物を見せて、
「この車のオモチャだよ」と答えた。

友人はまた不思議そうな顔をしたが、「それを見たら教えるよ」と言い、
土産物屋巡りを続けた。

しばらく物色していたら、友人が指を差して「そこにあるよ」と言う。
見ると、XJRのチョロQだった。



現行品は特に買う必要は無いので
「ありがとう。でもこれは同じ物を持ってるからいらない」と言うと、
「さっきは同じ物を2つ買ったのに、これは買わないのか?」
と聞いてきた。

難しい・・・説明に困った。

(古いシリーズは、友人と交換するなど用途がいろいろあるので
見つけたら全部買うけど、現行品は一部を除いてとりあえず1個あればいい)

という事を、片言の英語でどう説明すればいいのだろう。とりあえず、
「これはたくさん欲しい物だけど、ここに売ってる物は必要ない」
とだけ伝えておいた。友人もそれで納得したらしい。

その後も、人形焼きを口に放り込みながら土産物屋を覗いて歩いた。
友人は、「雷門」と書かれた20センチくらいの提灯が欲しいという。
入り口の大きな提灯を実は気に入っていたらしい。
スケールダウンされた物が好きなのかもしれない。

僕がそれを買っている間に、友人が隣の店でまた何かを見つけた。
会計を済ませ隣へ行くと、ガラスケースの中に少し古いトミカが
数台並んでいるが、その手前に銀色のチョロQが1台逆さまに転がっていた。



「ディアブロだ」

友人の、「これは必要?」の質問に僕は無言でうなずき、
トミカと共に、その銀のディアブロも購入した。

この時点で所持金は1000円を切り、現金でのご馳走は出来なくなった。
この後も見回りながら浅草寺へ向かったが、
特にめぼしい物は見つからずひと安心。
もし何か見つかっていたら、イタリアの友人に
借金をする羽目にあったかもしれない。

その後・・・・・・

帰国した友人が、約1年後に再来日して、お土産を持って来てくれた。
手渡されたそれは、アンティーク雑貨屋で見つけたという、
僕が初めて見る物だった。